日誌
5/23 健康診断/授業のパターン・授業の様子
今日は尿検査(1回目)と歯科検診がありました。4月10日の身体測定からスタートして,眼科,耳鼻科,内科,心電図と健康診断が行われてきました。今日で一連の健康診断が終了します。
生徒の健康診断は学校保健安全法に基づき,毎年実施されているものです。健康診断の結果に基づき,再検査等の必要な生徒に対しては保護者への協力を依頼しますので,早めに専門医等を受診してほしいと思います。
さて,今日も参観した授業の様子を紹介します。今日は授業のパターンと生徒の学習を視点に参観してみました。教師によって授業のスタイルがあり,通常同じような流れで授業が進められていきます。同じ教科でも担当者が異なれば授業の流れは異なるし,同じ担当者でも学年・学級によって授業の流れが違う場合があるものです。
1年と3年の数学の授業です。解法の説明の後の問題演習では,生徒各自が問題を解き,指名された生徒が黒板に解答を書き,それを教師が説明を加えながら,全体で確認していくというスタイルです。ただ問題を解いて,正誤を確認するだけでなく,正解を導くためのポイントが説明されるので生徒は理解を確実にすることができます。また,各自問題を解いたり,指名された生徒が板書する時間は,生徒が比較的自由に学習に取り組めるので,一人一人に応じた学習が可能になります。実際,指示された問題を解き終えると,ワークの問題を解いている生徒が多く見られます。いつも同じパターンで授業が進むことで,自分のペースで学習に取り組めるようです。ただし,数学を苦手とする生徒に対する指導・支援が必要です。今年度から,できるだけ2人目の教師を配置して個別支援にあたっていますが,今後も工夫していきたいと思います。質問できる生徒も育てていきたいものです。
1年と2年の理科の授業です。電子黒板を使って説明が行われ,そこに表示されるスライドをもとにしたプリントが配布されています。電子黒板を使った説明は見やすく,理解しやすいようです。ただ,生徒は電子黒板に映し出されるものと同じようなプリントを受け取ることで,安心してしまうこともあるようです。プリントに教師の説明の要点等を書き込んでいる生徒も見られるので,こうした取り組み方を他の生徒にも広めていきたいものです。
2年と3年の社会の授業です。ワークシートを使って教科書から要点を抜き出し,それを生徒が板書して,教師が説明を加えながら全体で理解を深めているパターンです。このパターンが定着しているので,ワークシートが配布されると,すぐに学習に取りかかることができます。該当する教科書のページが板書されるのも生徒の学習を助けています。また,板書はワークシートと同じ形になるので,生徒が理解しやすく,書き込みなどもスムーズに行っています。
校庭では保健体育の授業が行われています。ここでのパターンは移動や整列,準備運動でしょうか。授業途中で,教師が説明をする場合でも,すぐに集合したり,整列したりできることは大切です。そうしたことが当たり前にできることで,学習の質を高めることができるものです。
授業の流れが定まっていると,生徒は見通しを持ち,安心して学習に取り組めるようになります。ただし,いつも同じように繰り返すだけに,授業のマンネリ化には注意し,常に検討し,改善を加えていく必要があります。繰り返すことで,良いことはさらに良くなりますが,反対の面もあることを忘れてはいけません。
以上,今日はパターンを念頭に置いて授業について書きましたが,参観した他の授業もいくつか紹介します。
1校時目,1年2組は家庭でした。これまでの学習のまとめとして,「栄養素・食品にいついての新聞制作」に取り組んでいました。必ずまとめを書くという約束がありますが,あとは自由にまとめているようでした。色ペンを使うなど工夫しながらまとめる姿が見られました。
2校時目の授業の様子です。3年1組は社会でした。電子黒板が使われ,そこに映し出された地図に電子ペンで書き込みが行われていました。それを見て生徒が教科書の地図に同じように書き込んでいました。地図上の位置などを言葉で伝えるのは難しいのですが,地図を拡大して提示し,そこに書き込むことで生徒の理解を容易にしていました。
3年2組は英語でした。終盤,教師が出した課題について,できた生徒から教師のチェックを受けるというものでした。一斉指導だけでなく,一人一人が学習できる場面は大切です。その際は,具体的に何に取り組むのか明確にし,苦手な生徒も取り組めるようにしていきたいものです。
2年1組は数学でした。単元テストが終わり,次の単元の導入で1年の学習の復習を行っていました。数学は系統性のある教科なので,こうした振り返りは大切です。
はくほう1組では社会の学習をしていました。奈良時代あたりの学習のようです。人名や語句がたくさん出てくるので難しいですね。
1年2組は理科でした。班ごとに観察の考察を話し合っているようでした。4人程度の少人数での話し合いです。こうした学びあいの機会を多く持ちたいものです。
1年1組は数学でした。正負の数の割り算の問題を解きながら,符号について学習していました。途中,「5÷0」について考えていました。「あれっ?」と思うことについて,みんなで考えてみるのは楽しいものですね。
5/22 2校時目の様子/QUテスト
今日は2校時目の授業を参観順に紹介します。
3年1組は社会でした。授業は小テストでスタートしました。教師が問題を言い,その答えをノートに書いていきます。毎回5問出題され,答えは板書されるようです。プリントが配布されるわけではなく極めてシンプルであり,ノートを見れば重要語句を確認することにもつながるようです。電子黒板が準備されていたので,そこに問題や答えを表示しても良いかもしれません。授業では電子黒板に資料を示しながら,「抗日民族統一戦線」などの語句は,その意味を丁寧に説明していました。ワークシートと板書が対応しているので,生徒は学習に取り組みやすいようです。
2年1組は理科でした。化学式の小テストに取り組んでいました。生徒に質問すると4回目のテストのようですが,まだ完全には覚えていないようです。繰り返すなど工夫して確実に覚えたいものです。その後,単元の問題プリントの相互採点と復習に取り組んでいました。解答例をもとにしっかりと復習したいものです。具体的な復習への取り組み方を板書しておくのも良いかもしれません。
3年2組は数学でした。因数分解の問題を解いていました。生徒が板書して解答をもとに,注意点を教師が説明していました。問題を解けたと思っても,まだ共通因数が残っているものがあったり,最後まで解き終わっていないものがあったりするので,全体で確認する意味があるようです。こうした場面での「なるほど」という思いを大切にしたいものです。各自問題を解く時間があるのですが,教科書,ワークの問題を解いたり,解答例で確認したりする姿が見られます。各自で学習に取り組むことはもちろん大切ですが,生徒同士の学びあいのチャンスでもあるので,上手く時間を使いたいものです。
1年1組は英語でした。教師の英語を聞きながら,ワークに英文を書いていました。ワークの最後の並べ替えは,自分で取り組ませていて,教師は見回りながら個別支援にあたっていました。中学校では英語を書く場面が多くなります。「,」や「.」,大文字や小文字などについても丁寧に指導されていました。
1年2組は国語でした。条件にあった一文をさがす学習でしたが,まず「一文」の意味について説明がなされ,問題を解く上での注意点が説明されていました。中学校では問われていることに対して正確な答えが要求されます。「本当はわかっていたのに」と言っても,条件に合った形で解答しなければ正解とはなりません。こうした答案作成力も身につけていきたいものです。
2年2組は校庭で保健体育でした。走り幅跳びの学習のようです。砂場に向かって勢いよく走っていく姿を見ることができました。生徒のいない教室の机やロッカーは整頓されていて素敵です。
はくほう1組では理科の学習をしているところでした。植物についての問題を問いていましたが,用語が難しいようです。はくほう1組では,校庭で野菜づくりに取り組み始めたので,実際に植物の様子を観察しながら理解を深めることができるようです。
【QUテスト】
6校時目に各クラスでQUテストが行われました。「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート」であり,学校生活における生徒個々の満足度や意欲,ソーシャルスキル,および学級集団の状態を測定する心理テストです。生徒たちは質問文を読みながら,マークシートで回答していきます。
結果は,標準化された客観的な資料として,町教育委員会の学校教育専門指導員の指導を受けながら,学級経営の改善や生徒理解,いじめ防止などに活用していきます。
5/21 グループカウンセリング/6校時目の様子
今日は朝から雨。かなり強い雨が降っていました。午後から内科検診(2年生と1年2組)がありました。
今日はグループカウンセリングについて紹介します。本郷中学校には年間30回,スクールカウンセラーが配置されており,基本的に毎週火曜日に勤務していただいています。スクールカウンセラーは教員とは異なる立場で,悩み事の相談等にあたりますが,悩み事の有無にかかわらず,本校では全生徒を対象としたグループカウンセリングを行っています。これは,生徒の悩みに添える体制づくりを目指すもので,面談を通して,カウンセラーとの関係を作ったり,悩みがある時は気軽に相談に来たりできるようにします。各クラス3人1組で出席番号順にグループを作り,カウンセラーとグループ面談をしています。
グループカウンセリングを通して,自分や友達のよさに気づいたり,自分の将来を考えるきっかけにしたりしているようです。1学期は1年生を対象に行っていますが,今後,3年生,2年生の順で進めていきます。
なお,生徒はもちろん,保護者の皆さんもお子さんのことで悩み事があればカウンセリングを行うことが可能です。その場合は,本校教頭までご連絡いただれば,カウンセラーと面談の日程を調整します。
さて,6校時目の授業の様子を参観順に紹介します。
3年2組は英語でした。教師と生徒のやりとりはほとんど英語で行われています。教師の問いかけに対して,もう少し元気よく応答できると素敵です。授業の最初は単語の小テストです。まず,時間を区切って自習。時間は秒単位でタイマーで計測していました。自習中の指導・支援も英語で行われていました。小テストの間に,ALTが電子黒板を準備していました。その後,英語による日本文化の紹介を行ったようです。
2年2組は保健体育でした。環境への適応能力という保健の学習です。動物と人間を比べたり,暑い時と寒い時に分けたりして考えていました。教師と生徒のやりとりを中心に進め,板書に整理していました。教師の問いかけに対する生徒の反応が速く,楽しく学習が進められているようでした。
3年1組は国語でした。井上ひさしの「握手」の読みを進めていました。生徒が教科書を音読し,音読した部分について理解を深めていました。楽しかったこと,悲しかったことの共通点に着目し,そこから結婚していないであろうルロイ修道士の子どもに対する思いに気づかせるなど,生徒が自分一人の読みでは気づけないような点が扱われていました。指文字なども扱っていました。
2年1組は社会でした。今日の学習がある程度終了し,ワークを返却しているところでした。次時は,単元テストが行われるようで,その範囲となるワークのページ数が示され,各自学習に取りかかるところでした。教科書,ノート,ワークなどを使い,決められた範囲の復習を自分の力でできるようになることは大切です。自習できる力を身につけさせていきたいものです。
1年2組は家庭でした。朝食メニューから食品群や栄養素について確認しているようでした。具体的なメニューや食材が出てくるので,自分のこととして身近に考えることができるようです。今後,実際に調理実習に入りますが,今学んでいる知識も生かしていきたいものです。
1年1組は数学です。正負の数の学習で,符号について確認していました。数字の計算自体は簡単ですが,ここで扱う符号は今後の学習の基本となる大切な部分です。少しでも不確実なところがあれば,質問するなどして確実にマスターしておきたいところです。
はくほう1組は数学の学習でした。比例の式で比例定数を求める学習をしていました。ワークシートの問題は全て正解できたようです。これからも確実な理解を積み重ねていきたいものです。
6校時目は疲れが出る時間帯です。天気も影響していて,雨の時は元気が出ないことが多いようです。中体連総体に向けて部活動に力が入っていますが,日々の授業にもしっかり取り組めると素敵ですね。
5/20 甲状腺検査/2校時目の様子/りんご摘果事前学習
新しい1週間がスタートしました。今日も晴天です。
今日は甲状腺検査が実施されました。これは,「東京電力福島第一原子力発電所の事故による県内の放射線汚染を踏まえて,長期にわたり県民の健康を見守り,県民の安全・安心の確保を図る」ことを目的としています。係の方の説明を受け,順次検査を受けていました。
検査結果は約2ヶ月後に,生徒の自宅に郵送されるようです。
2校時目の授業の様子を紹介しますが,甲状腺検査が入っていたため全員揃っていない教室もありました。
2年1組は数学でした。授業開始後の5分程度はワークで問題を解き,各自確認していました。その後,課題のプリントが配布され「文字を利用して解決しよう」という学習に取り組みました。後半,2枚目の課題のプリントが配布されました。これは1枚目の学習を踏まえることで,自力で学習できるようにするもののようです。その際,板書がヒントとなります。2人の教師が個別支援にあたっていました。1枚目での「わかった」から,2枚目での「できる」につなげる学習のようです。
2年2組は,教室がエアコン設置工事のため,今日は会議室2での生活となります。教室を移動しても,ロッカーは美しく整頓されていました。素敵です。
授業は英語でした。黒板には甲状腺検査に備えて,1時間の学習の見通しが板書されていました。授業では読みのテストを行っていました。生徒たちが黒板の前に出て,暗唱したり,教科書を読んだりします。それを他の生徒が聞き,基準に従って評価していました。教師の前で読むだけでなく,全員の前で読むこと,そして相互評価を行うことは読みの力を高める上で効果があると思われます。
3年1組は家庭でした。甲状腺検査で生徒がまばらで,徐々に教室に戻ってくるところでした。授業では家庭生活と地域の関わりについて,日頃の様子を振り返っているところでした。避難訓練や防災訓練,地域の行事の話が出ていました。自分たちの生活と関連づけて考えることは大切です。
1年2組は社会でした。気候区分の学習で熱帯を扱っていました。ライオンキングの話をしながら,生徒たちとの問答で熱帯をイメージし,生徒から出された動物がどの気候区分で見られるのかを学習しているようです。予想すること,考えること,調べること,確認することを明確にして学習に取り組むことが大事です。自分の持つイメージだけでなく,確実な資料に基づいて理解を深めていきたいものです。
1年1組は理科室で理科でした。顕微鏡で植物の細胞を観察し,スケッチしていました。班ごとに顕微鏡を操作して,細胞の様子をはっきりと見ることができていました。自分が操作して観察するという体験は,理解を深め,技能を定着させる上で必要不可欠です。他人任せにせず,一人一人が操作して観察できていたようです。
3年2組は体育館で保健体育でした。大部分の生徒が甲状腺検査から戻ってきておらず,少人数の生徒たちがバレーボールで運動していました。学習が一時中断した形ですが,やむを得ません。検診等で時々見られる光景です。
【りんご摘果事前学習】
放課後,5月28日(火)に行われる予定の「りんご摘果作業」の事前学習がありました。まず,体育館で全体指導があり,実行委員長,校長のあいさつの後,担当教師から作業の目的,実施までの流れ,注意事項等の説明が,しおりとスライドを使って行われました。
この「りんご摘果作業」は昭和の終わりから30年以上続いている本郷中学校の伝統的な行事です。保護者の皆さんの中にも中学生時代に経験した方がいらっしゃることでしょう。学年を超えた班を編成し,農家の皆さんにご指導いただきながら,3年生を中心に活動します。作業を通して,植物や食べ物を大切にしようとする心を育てるとともに,郷土の産業のひとつであるりんご栽培に対する理解を深めます。また,勤労や奉仕の心を育成することも目的のひとつです。
全体指導の後,班ごとに分かれ,各教室で3年生の班長を中心に活動計画書の作成を行いました。
当日,目的が達成できるような取り組みを期待しています。
今朝,白鳳山公園でクマが出没したようです。十分注意しましょう!
5/19 週末も頑張っています! 会津若松市中学生春季卓球大会
今日は卓球部の皆さんが「会津若松市中学生春季卓球大会」に参加しました。会場はあいづ総合体育館です。会津若松市内と近隣の町村の中学生が参加し,学年別に4,5人ずつに分かれて,リーグ戦を行いました。トーナメント戦と違い,多くの試合ができるので,日頃の練習の成果を試すことができます。
1年生は卓球協会の皆さんに講習会の形で指導していただいたようです。専門の方に基本から指導していただけるのはありがたいことです。今日の学びを,これからの練習に生かしたいものです。
なお,今日は須賀川市で「福島県小中学生学年別卓球選手権大会」が開催され,先日の会津地区予選を突破した2年生女子が出場しました。試合結果等は学校だよりでお知らせします。
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