2018年12月の記事一覧
12/17 気になっていたもの 透明半球・非常持出袋/学年集会(2年)
最近,校内を歩いていて気になっていたものが2つあります。1つは2階の廊下の机の上に並んでいた「透明半球」です。もう1つは1階の廊下に並んでいる「非常持出袋」です。今日はその使われ方,中身をのぞいてみました。
まず,「透明半球」ですが,これは理科の授業の教材です。3校時目の3年2組の理科の授業で使われていたので,授業の様子を参観しました。先週,太陽の動きをこの透明半球に記録し,それをもとに太陽の動きを確認し,今日は日の出と日の入りの時刻を計算するようです。
時刻自体はもちろんですが,どのような方法で時刻を求めるかが重要なようです。班で話し合っても方法がはっきりせず,進め方のヒントを教師が示していました。曲面の長さを測定するためにビニールひもを使っていました。班ごとに協力しながら透明半球に記録された座標を結び,長さを測り,計算しました。
時刻は様々でしたが,自分たちで計算することはできたようです。まとめは,求め方を自分の言葉でノートに書くことでした。授業後,ノートが集められたので,教師の確認が入ると思います。
授業を参観していて,透明半球の使われ方がわかりました。自分が中学生の時に透明半球を使ったのか思い出せません。しかし,今日のような授業で,実際に活動し,自分のことばでまとめを行うことで,知識や記憶が定着するのではないかと思いました。
次に非常持出袋です。4月に赴任した時から気になっていましたが,ついに袋を開けてみることにしました。まさに,非常時に役立つものがたくさん入っていました。
地元の事業所様からいただいたそうです。使う機会がないのが一番ですが,もしもの時には有効に活用したいと思います。
さて,2学期も最後の週となり,今週は各学年の学年集会があります。今日は6校時目に2学年集会がありました。体育館でジェットヒーターを使っての集会でした。
学年主任が熱い思いを語っていました。これから本郷中学校を背負って立つ2年生です。頑張りを楽しみにしています。
学年集会で感じ入るものがあったのでしょうか,いつも以上に熱心に清掃に取り組む2年生の姿が見られました。
12/14 さまざまな振り返り
2学期も残すところわずかとなり,様々な振り返りが行われています。先日は生徒,保護者を対象とした学校評価アンケートを実施し,現在,集計結果をもとに,これまでの教育活動の振り返りと今後の取り組みの検討を行っています。学校評価アンケートは4段階での評価ですが,平均値ではなく各段階の割合を精査し,数値が低くても1や2といった低い評価については大切に扱っていきたいと思います。後日,全体的な数値や考察などを掲載したいと思います。また,本郷地区学校改善委員会でも報告し,地域の皆さんからご意見をいただく予定です。
さて,振り返りは学校評価アンケートだけではなく,様々な取り組みが行われています。本校では「生徒による授業評価票」を用いて,学級・教科ごと(例:1年1組の国語の授業)に授業の評価を行っています。学習の主役である生徒にとって日々の授業はどうなのか,よりよい授業のために具体的なアンケートを行っています。1学期末の結果との比較しながら,これからの授業改善に生かしていきます。
また,学年や教科でも独自の振り返りが行われています。本日発行の3学年通信では,日々の生活についてのアンケート結果が掲載され,2学年通信には,生徒たちの反省が掲載されていました。4校時目の1年生の社会科の授業では,入学時に実施したものと同じアンケートを実施していました。入学当時に記入したものと比較しながら,自分の成長や現状を確認していました。
これらのように,区切りの時期に振り返りを行うこと,そしてその振り返りを次のステップに生かしていくことが大切です。
振り返りといえば,日々の授業での確認も振り返りと言えます。やりっぱなしは効果がありません。問題を解けば必ず正解か間違いかを確認し,間違っていれば正しくできるように復習が必要です。授業では,生徒が黒板に書いた答えを全員で確認したり,プリントの答えを模範解答で確認したりする活動が日常的に行われています。教師がワークシートを回収し,赤ペンで確認,助言する場合もありますが,問題集などで自分の力で振り返りができると学力も向上すると思われます。
今日は朝の時間に「学習コンテスト(理科)」が実施されました。こうしたテストも振り返りですね。確認だけで終わらず,「できなかったところをできるようにする」取り組みを大切にしてほしいと思います。生徒の皆さんの頑張りに期待しています。
12/13 ダンス発表会(1学年)/プリントと板書/不要品の廃棄
今日は5校時目に体育館で1年生のダンス発表会がありました。これまで保健体育科の学習で練習に取り組んできたものです。テーマは「リズムダンス:恥ずかしがらずにリズミカルに表現する」「Let's Dance:ダンスをスンダ」です。昨日の2年生の発表会と同じように生徒の進行で行われました。開会式では代表生徒のあいさつ,担当教師からの注意事項の確認があり,さっそく発表がスタートしました。
1年生も1・2組で男女混合の合計8班を編成し,それぞれ工夫をこらした発表を行いました。鑑賞している生徒たちは発表が終わるごとに審査をしました。音楽に合わせて手拍子も出てきて,とても和やかな雰囲気の発表会となりました。
動きが揃っていてチームとしてのまとまりが見られる発表が多かったです。閉会式では審査結果と各班のベストダンサーが発表されました。講評では,普段は男子よりおとなしい女子が活躍したこと,運動を苦手としている人もおおいに活躍していたこと,今年の取り組みを2年生での学習でも生かしてほしいことなどの話がありました。来年も素敵な発表を楽しみにしたいと思います。
【プリントと板書】
このところ,授業参観ではプリントと板書に注目しています。3年1組は理科の授業でした。小さなワークシートを使っていました。板書との関連付けが図られているようでした。
3年2組の数学科では,生徒が黒板に書いた問題の答えを教師が解説していました。その後配布されたプリントは,新しい単元のシラバスで,これからどのような内容を学習していくのかが見通せるようになっています。自己評価も記入できるようになっています。
1年1組の英語科でも,ワークシートが使われていました。左側に穴が開けてあり,ファイルに綴じることになっているようです。
プリント類をどのように授業で活用し,最終的にはそれをどう処理するのか,教師側は見通しを持つ必要があります。(ノートに貼るのかファイルに綴じるのか,提出させるのかさせないのか等)
【不要品の廃棄】
学校では必要な備品等を購入していただいていますが,不要なものの廃棄も行っています。校舎内のスペースを有効に活用するとともに,危険なものは撤去するという意味があります。今回はテレビや机,椅子などを廃棄します。
今後も適切に備品を管理し,教育環境の整備に努めていきます。
12/12 ダンス発表会(2学年)/クリスマスツリー出現!
保健体育科の授業で,1・2年生はダンスの学習をしています。今日は3校時目に2学年のダンス発表会が行われました。テーマは「恥ずかしがらずにリズミカルに表現する」「Let's Dance ダンスをスンダ」です。生徒の進行で開会式が行われ,代表生徒のあいさつ,教師からの発表上の注意の後,さっそく発表が行われました。
1組と2組の計8班が,これまで練習に取り組んできたダンスを次々と発表しました。鑑賞する生徒たちは班長を中心に10点満点で審査をします。審査のポイントは次の通りです。
① 音楽に合わせてリズミカルに踊っていたか。
② 表現が豊かであったか。
③ 隊形や動きに工夫は見られたか。
④ 発表の態度はどうであったか。
大勢の人の前で華麗に踊るというのは,恥ずかしさもあって大変なことだと思います。その思いを乗り越えて,思い切り踊っている姿はとても素敵なものでした。チームで踊ることはとても難しいのですが,上手く揃って踊ることができた時は喜びも大きかったと思います。
閉会式で審査の結果が発表されました。さらに,各班のベストダンサーも発表されました。
男女いっしょにダンスに取り組んできたわけですが,練習はもとより,何を,どのように踊るのかを決めるところから様々な出来事があったことと思います。ダンスの特質なのか女子のリードが光っていたようでした。発表に向けて協力して取り組むことで,多くのことを学んだことと思います。学んだことを,これからの学校生活に生かしてほしいものです。
さて,西側の昇降口にクリスマスツリーが出現しました。
暗くなるとこんな雰囲気です。素敵ですね。
12/11 プリントはどう使う?
3校時目に1年生の授業を参観しました。1年1組は理科の授業で音の学習です。実験結果をもとに,まとめをしているようでした。理科の授業ではプリントが配布されることが多く,最終的にはノートに貼り付けているようです。今日もプリントが配布されました。教師はそのプリントの内容を踏まえながら説明,板書(黒板に書く)していきます。途中,生徒たちに問いかけ,確認しながら授業が進み,最後は各自がノートにまとめるという流れでした。
さて,生徒の様子を見ていると,プリントへの対応が大きく二つに分かれることに気づきました。一つは、プリントが配布されるとすぐに定規やハサミで余白を切り始める生徒たちです。プリントとノートの大きさの関係で,プリントをノートに貼り付けるにはサイズが大きいので,ノートに貼りやすいように余白を切るようです。さっそくノートに貼り付ける生徒も見られました。
もう一つは、プリントの余白はすぐに切らず,まずは教師の説明をよく聞いて、説明内容や板書事項をプリントの図表や余白に書き込む生徒たちです。そして,最後にノートの整理をする時に初めてプリントを切り始めます。授業冒頭に前の授業の実験記録を記載したプリントが返却されていたようですが,そのプリントで教師から高い評価を得ていた生徒たちは,すぐにプリントを切らない生徒たちのようでした。
プリントが配布されるとすぐに切る,貼るという生徒が見られます。3校時目の終盤,1年2組で数学科の授業を参観した時もプリントを切っている生徒を見ました。それも大切ですが,切り取ってノートに貼り付けただけでは学力は身につきません。もしかしたら,ノートに貼り付けたことで安心してしまっているかもしれません。まずはプリントの内容を理解することが大事です。教師の説明を聞きながら,ポイントをメモすることができるとよいですね。そうしておくと,後でプリントを見た時に授業の内容を思い出すことができるはずでず。後で活用できるノートこそ,意味のあるノートと言えますね。
プリントの内容と板書事項が必ずしも同じではないので,プリントや余白にメモや板書事項を書き込むことが難しいのかもしれません。今後,各教室に電子黒板が導入されます。そうすると,生徒に配ったプリントを電子黒板に映し出し,そこに電子ペンで書き込みができるようになり,メモもとりやすくなると思われます。
各教科の授業で,たくさんのプリントが使われています。教師側もプリントの効果的な活用法や板書との関連づけなど,これからも工夫していく必要があります。生徒の皆さんも,プリントを上手く活用している友達に学びたいものです。
さて,1年教室の廊下の掲示板に,友達のよさを記した掲示がなされていました。友達のよさを認め合う雰囲気はとても素敵ですね。
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