2019年5月の記事一覧
5/23 健康診断/授業のパターン・授業の様子
今日は尿検査(1回目)と歯科検診がありました。4月10日の身体測定からスタートして,眼科,耳鼻科,内科,心電図と健康診断が行われてきました。今日で一連の健康診断が終了します。
生徒の健康診断は学校保健安全法に基づき,毎年実施されているものです。健康診断の結果に基づき,再検査等の必要な生徒に対しては保護者への協力を依頼しますので,早めに専門医等を受診してほしいと思います。
さて,今日も参観した授業の様子を紹介します。今日は授業のパターンと生徒の学習を視点に参観してみました。教師によって授業のスタイルがあり,通常同じような流れで授業が進められていきます。同じ教科でも担当者が異なれば授業の流れは異なるし,同じ担当者でも学年・学級によって授業の流れが違う場合があるものです。
1年と3年の数学の授業です。解法の説明の後の問題演習では,生徒各自が問題を解き,指名された生徒が黒板に解答を書き,それを教師が説明を加えながら,全体で確認していくというスタイルです。ただ問題を解いて,正誤を確認するだけでなく,正解を導くためのポイントが説明されるので生徒は理解を確実にすることができます。また,各自問題を解いたり,指名された生徒が板書する時間は,生徒が比較的自由に学習に取り組めるので,一人一人に応じた学習が可能になります。実際,指示された問題を解き終えると,ワークの問題を解いている生徒が多く見られます。いつも同じパターンで授業が進むことで,自分のペースで学習に取り組めるようです。ただし,数学を苦手とする生徒に対する指導・支援が必要です。今年度から,できるだけ2人目の教師を配置して個別支援にあたっていますが,今後も工夫していきたいと思います。質問できる生徒も育てていきたいものです。
1年と2年の理科の授業です。電子黒板を使って説明が行われ,そこに表示されるスライドをもとにしたプリントが配布されています。電子黒板を使った説明は見やすく,理解しやすいようです。ただ,生徒は電子黒板に映し出されるものと同じようなプリントを受け取ることで,安心してしまうこともあるようです。プリントに教師の説明の要点等を書き込んでいる生徒も見られるので,こうした取り組み方を他の生徒にも広めていきたいものです。
2年と3年の社会の授業です。ワークシートを使って教科書から要点を抜き出し,それを生徒が板書して,教師が説明を加えながら全体で理解を深めているパターンです。このパターンが定着しているので,ワークシートが配布されると,すぐに学習に取りかかることができます。該当する教科書のページが板書されるのも生徒の学習を助けています。また,板書はワークシートと同じ形になるので,生徒が理解しやすく,書き込みなどもスムーズに行っています。
校庭では保健体育の授業が行われています。ここでのパターンは移動や整列,準備運動でしょうか。授業途中で,教師が説明をする場合でも,すぐに集合したり,整列したりできることは大切です。そうしたことが当たり前にできることで,学習の質を高めることができるものです。
授業の流れが定まっていると,生徒は見通しを持ち,安心して学習に取り組めるようになります。ただし,いつも同じように繰り返すだけに,授業のマンネリ化には注意し,常に検討し,改善を加えていく必要があります。繰り返すことで,良いことはさらに良くなりますが,反対の面もあることを忘れてはいけません。
以上,今日はパターンを念頭に置いて授業について書きましたが,参観した他の授業もいくつか紹介します。
1校時目,1年2組は家庭でした。これまでの学習のまとめとして,「栄養素・食品にいついての新聞制作」に取り組んでいました。必ずまとめを書くという約束がありますが,あとは自由にまとめているようでした。色ペンを使うなど工夫しながらまとめる姿が見られました。
2校時目の授業の様子です。3年1組は社会でした。電子黒板が使われ,そこに映し出された地図に電子ペンで書き込みが行われていました。それを見て生徒が教科書の地図に同じように書き込んでいました。地図上の位置などを言葉で伝えるのは難しいのですが,地図を拡大して提示し,そこに書き込むことで生徒の理解を容易にしていました。
3年2組は英語でした。終盤,教師が出した課題について,できた生徒から教師のチェックを受けるというものでした。一斉指導だけでなく,一人一人が学習できる場面は大切です。その際は,具体的に何に取り組むのか明確にし,苦手な生徒も取り組めるようにしていきたいものです。
2年1組は数学でした。単元テストが終わり,次の単元の導入で1年の学習の復習を行っていました。数学は系統性のある教科なので,こうした振り返りは大切です。
はくほう1組では社会の学習をしていました。奈良時代あたりの学習のようです。人名や語句がたくさん出てくるので難しいですね。
1年2組は理科でした。班ごとに観察の考察を話し合っているようでした。4人程度の少人数での話し合いです。こうした学びあいの機会を多く持ちたいものです。
1年1組は数学でした。正負の数の割り算の問題を解きながら,符号について学習していました。途中,「5÷0」について考えていました。「あれっ?」と思うことについて,みんなで考えてみるのは楽しいものですね。
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