こんなことがありました!

2019年5月の記事一覧

5/24 電子黒板の活用・3校時目の授業の様子/教育実習生の授業

 今日は晴れ。気温も高くなりそうなので熱中症への注意が必要です。

 さて,今日は3校時目の授業の様子を紹介します。まず,電子黒板が利用されていた3つの授業を紹介し,次に他の授業の様子を紹介します。

 1年1組は英語です。最初はALTの英語の質問に対して,起立している生徒が挙手して英語で答える活動です。すでに答え終え座っている生徒たちも質問の答えを考えていました。和やかな雰囲気が素敵でした。次にBINGOによる英単語の学習です。いつも行われているので,スムーズに取り組むことができるようです。ここで,電子黒板の登場です。単語が黒板に投影されます。通常,白いスクリーンを引き出して映し出しますが,この授業ではそのまま黒板に投影します。それでも何とか見ることができます。ALTが英語で発音すると,教師が該当する単語をチョークで囲み,日本語で意味を言います。生徒は該当の単語を事前に記入してあるシートから探します。電子ペンを使わなくても該当の単語を囲むことができます。スクリーンの出し入れが不要で簡単です。しかも,ただ音声で単語を示すより圧倒的に理解しやすい方法です。「・・・しなければならない」という考えにこだわらず,使いやすい方法で電子黒板を使っていきたいものです。

 3年2組は社会です。歴史の学習で太平洋戦争を扱っていました。ここでは,教師用デジタル教科書が使われていました。スクリーンに生徒の教科書と同じものを投影できます。この授業では,ミッドウェイ海戦を知らせる新聞記事を拡大して内容を確認した後,実際の海戦の様子を示す動画を見て,正しい情報が当時の国民に伝えられていなかったことに着目させていました。また,教科書に掲載されている地図も拡大して示せるので教師の説明がよく分かるようです。その後,当時の国民の生活の様子を動画で見ようとしましたが,うまく動画がスタートしませんでした(後に見ることができました)。こうしたトラブルが授業のスムーズな流れを止めてしまうのが残念です。しかし,それを恐れては使うことができないので,工夫・改善を続けていきます。

 2年1組は理科でした。実験のまとめをしていましたが,授業の最後に動画を見ているところでした。教室に電子黒板があるので,気軽に動画を見ることができます。この時間は,生徒たちが理科室で行ったスチールウールの燃焼実験を巨大な形で行った様子を見ていました。理科室での実験レベルでは質量の変化が実感しにくいのですが,巨大な実験によって質量の変化が目に見えるようになります。生徒たちが食い入るように見ているのが印象的でした。デジタル教材には様々なものがありますが,生徒の興味を高め,理解を深める教材を見つけ出すことも教師の大切な仕事です。

 1年2組は国語でした。ワークの問題を解き進めていました。指名された生徒が答え,それを確認していく形です。それをもとに教師が説明を加え,読みを深めていきます。問題によっては,文章を読み,自分で考え,自分のことばで書くことになります。各自書いたことを発表していましたが,ここでより多くの交流の場面ができれば,様々な見方に触れることができ,さらに読みを深めて行くことができることでしょう。

 はくほう2組は数学でした。章の問題を解いているところでした。1対1の授業のよさを十分に生かして,理解を深めていきたいものです。はくほう1組も数学の学習でした。比例・反比例の学習ですが,これまでより難しい問題を解いているようでした。

 3年1組は保健体育です。校庭で走り幅跳びの学習をしているようです。暑くなってきましたが,きびきびと動いているように見えました。生徒たちのいない教室の様子も紹介します。

 2年2組は数学でした。等式を変形して文字で表す学習です。少し生徒たちにとって難しい内容だったようですが,気軽に質問したり,生徒同士で教え合ったりしていて雰囲気の良さを感じました。8つの問題が板書されていますが,3つにレベル分けし,少なくとも3問目までは全員が解けるようにしようという目標のもと学習に取り組んでいました。各自問題を解いている時に教師が個別支援にあたっていました。数学は個人差が大きいので,それに対する工夫が大切です。

【教育実習生の授業】

 現在,2週目となっている教育実習ですが,5校時目に実習生が保健体育の授業を行いました。本校教師の指導のもと,1年生の走り幅跳びの授業を4時間のスパンで指導計画を考え,本時は3時間目となります。「素早く,強く踏み切ろう!」という学習課題のもと,踏み切りのリズムを中心に練習をしました。授業の開始時から「タン・タン・タ・タ・タン」の踏み切りのリズムが意識されており,手拍子で確認したり,ペアでリズムをかけあったり,また,上手くリズムの取れない生徒には「パン・ケーキ・た・べ・たい」など言葉でリズムが取れるように工夫していました。踏み切りの早さ,強さを理解する場面では,実習生が師範しました。生徒が練習の意図を理解して活動していたようです。

 実習生の指示で生徒がスムーズに動いており,日頃から学習訓練がなされていることがうかがえました。ほとんど授業の経験のない実習生ですが,しっかりとした授業ができていたように思います。あと1週間の実習で,さらに学校現場での学びを深めてほしいと思います。