こんなことがありました!

日誌

12/5 今日の授業(タブレットの活用・道徳の工夫)/作文表彰式

 これまでは,各学級の授業の様子をかいつまんで紹介することが多かったのですが,実は毎日,工夫された様々な授業が行われています。校長としては紹介したい授業がたくさんあるのですが,今日は3つの授業を紹介します。

 最初は1校時目の1年2組の英語の授業です。タブレットを使って生徒たちが英単語の学習に取り組んでいました。1年生の教科書で扱う単語のデータに自由にアクセスし,そのデータを活用しながら英単語の読み方,意味,スペリングを学習していました。本校にはタブレットが11台配置されているので,この授業では1台を2人で使いながら学習を進めていました。タブレットの活用に戸惑う生徒はいないようです。

 新聞等では,将来は1人1台ずつタブレットが配置されるとのことですが,その実現が待たれます。なお,授業でアクセスした単語のデータは家庭でもアクセスできるので(オンライン学習),さらに学習を深めることも可能です。

 次は道徳の授業です。木曜日は全学級で道徳の授業が組まれています。全教師がローテーションをしながら年間35回の授業に取り組んでいることはこれまでに紹介した通りです。今日はその中から,3年生と2年2組の授業の様子を紹介します。

 まず,3年生(1組・2組合同)の道徳の授業です。教材は「塩むすび」です。ふくしま道徳教育資料集にも掲載されている教材で,東日本大震災の時の避難所での体験に基づく文章です。今日の授業は2時間続きで,最初は調理室で実際に炊き上がったご飯の熱さを感じながら,おにぎりを作り,食べ,ワークシートに感想を記入しました。

 それから体育館に移動し,震災当時の映像を見たり,教科書の「塩むすび」を読んだりして,思いやりや感謝の気持ちについて考えました。一人一人が自分の考えを大切にしながらも,ホワイトボードを活用してお互いの考えを交流させていました。まとめでは,被災した中学生の「答辞」の動画を見てさらに考えを深めました。

 今日の授業は道徳の授業でもあり,大震災を忘れない防災教育の授業でもありました。

 もう一つは2年2組の道徳の授業で,ICT活用を意図した研究授業として実施しました。教材は「体験ナースをとおして」です。ドラマの映像(手術室での帝王切開による出産シーン)や生まれたばかりの赤ちゃんの映像を見て興味・関心を高め,その後,教材文を読んで命について考えました。生徒たちの様子から映像による意欲付けの効果が伺えました。

 この授業でも,個別の意見を大切にしながら付箋をシートに貼るなどして班で意見交流を行いました。班ごとのシートをタブレットで撮影してプロジェクターで投影し,視覚的に情報を共有しながら発表活動を行いました。その中で各自考えを深めていました。

 まとめでは,ゆったりした音楽が流れる中,生まれたばかりの赤ちゃんの画像を見ながら,ワークシートに感じたことや考えたことを書いていました。

 校長は毎日のように授業を参観しています。工夫された授業,一生懸命取り組む生徒たちの姿を見るのは楽しく,嬉しいものです。教師は日々授業をしています。毎年繰り返し授業をしています。しかし,生徒にとっては1時間の授業は一生に一度の授業でもあります。その重みをかみしめながら,日々の授業を工夫し充実させていきたいものです。

【作文表彰式】

 本日午後4時から会津美里町役場本庁舎(じげんプラザ)町長室で,「令和元年度会津美里町男女共同参画作文コンクール」の表彰式が行われました。

 本郷中学校からは2年の長谷川萌衣さんが最優秀賞,1年の木野大晟さんが優秀賞となり,町長から表彰状が授与されました。入賞者3名のうち2名が本郷中学校の生徒でした。二人とも,自分の体験等をふまえながら男女平等について考えたことを作文にまとめました。入賞おめでとうございます。

 なお,表彰式の様子は,新年1月1日発行の町広報誌に掲載されるとともに,町のホームページにも掲載されますのでご覧ください。

12/4 3校時目の授業/入試に向けて

 雪の降る時期になってきました。積雪時,凍結時の自転車利用は禁止です。朝になってあわてないようにしたいものです。校舎前では,用務員さんが除雪用のポールを設置していました。

 今日は3校時目の授業を参観したので,その様子を紹介します。 

 2年1組は保健体育で,体育館で班ごとにダンスの練習をしていました。一番進度が遅いクラスということでしたが,タブレット等で動画を見て,話し合いながら練習に取り組んでいました。発表会が楽しみです。

 3年1組は美術で,篆刻の最初の学習だったようです。印を彫る手順について見通しを持った後,実際に印材を手にして制作のイメージを膨らませていたようです。この時間はどのような文字を彫るのかデザインを考えます。どんな作品ができるか楽しみです。

 3年2組は理科で,天体の学習に取り組んでいました。プロジェクターで表示された図はとても見やすく,理解を深める上で効果的です。ワークシートを使いながら要点を整理し,全体で確認していくようでした。

 2年2組は英語で,町紹介の学習をしていました。英文で自分の住む町について紹介するようです。教科書本文を参考にしながら本郷町の紹介を考えていました。焼き物,瀬戸物,向羽黒山などの語句が出てきて,ネットで検索した画像がプロジェクターで表示されていました。

 1年2組は数学で,比例と反比例の単元テストに取り組んでいました。テストは一定の時間を確保する必要がありますが,問題を解き終え時間を持て余す生徒も出ます。この授業では単元テストの他に考えさせるプリントが配布されていて,テストが終了した生徒たちが取り組んでいました。終盤には解答例が配布され,振り返りが行われていました。

 1年1組は国語で,古文の学習に取り組んでいました。竹取物語冒頭の文章の暗唱に取り組んでいました。暗唱できたと思えた生徒は教師の前で実際に暗唱していました。素敵な文章をすらすらと暗唱できるのは素敵です。

 はくほう1組は,数学の学習に取り組んでいました。図形の証明のやや難しい問題にチャレンジしていたようです。チャレンジする気持ちを大切にしていきたいものです。

 授業を参観しながら校舎内の様子も見ますが,様々な掲示がタイムリーに行われています。このところ掲示物紹介のチャンスがありませんでしたが,期末テストを振り返る掲示や,図書の貸し出しに関する掲示,校内レクの賞賛などが見られました。

【入試に向けて】

 三者面談,期末テストも終了し,いよいよ3年生は入試に向けた取り組みに力が入ってきました。今日の放課後は,私立高校受験者の面接練習に向けた指導が行われました。進路指導主事から心構えについて話があった後,班分けや日程の確認,会場設営や担当教師へのあいさつなど具体的な指導が行われました。学年主任からも面接の意義や面接練習のあり方について話がありました。

 面接練習は明日からスタートします。自分の進路実現のために,しっかりと取り組んでほしいものです。

 

12/3 一斉下校日 放課後の校舎では・・・

 今日は一斉下校日。部活動なしで,スクールバス以外の生徒は3時には下校となりました。生徒が早く下校した学校では何が行われていたのか紹介まします。

 教師は会議室でQU分析研修会を行っていました。先日,今年度2回目のQUテストを実施しましたが,その結果が昨日届き,今日はさっそくその分析に取り組みました。QUテストは「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート」であり,学校生活における生徒個々の満足度や意欲,ソーシャルスキル,および学級集団の状態を測定する心理テストです。

 今回は学年ごとに分かれて結果を見るとともに,1学期の結果と比較して改善点や課題,有効だった取り組み等を検討し,共有しました。町教育委員会の学校教育専門指導員に支援をいただくとともに,最後に指導助言をいただきました。QUテスト開発者の話やほめることの大切さについて教えていただき,学級づくりの具体的な資料もいただきました。ありがとうございました。

 分析結果を学級・学校経営の改善や生徒理解,いじめ防止などに活用していきます。

 さて,部活動がないはずなのに,校舎からは楽器の音色が聞こえてきます。実は,この週末に大会・コンクールのある女子卓球部と吹奏楽部は保護者の皆さんの協力を得て,延長練習に取り組んでおり,今日も活動していました。

 女子卓球部は木工室に卓球台を並べ,バックハンドの練習をしているところでした。土曜日に猪苗代町で開催される県新人卓球大会(団体)に出場します。

 吹奏楽部はいつもの3階の活動場所で,金管,木管に分かれて練習していました。土曜日に喜多方プラザで開催されるアンサンブルコンテストに出場します。

 どちらの皆さんも頑張っていました。応援よろしくお願いします。 

 以上,一斉下校日の校舎内の様子を紹介しました。3時前に下校した多くの生徒の皆さんは,どんなふうに過ごしたのでしょうか。

 

12/2 12月がスタート!/本郷小6年生が部活動を見学!

 12月がスタートしました。終業式まで残り3週間,しっかりと過ごして1年の締めくくりをしたいものです。校内には当たり前のように12月の生活目標が掲示されていました。素敵です。

 2校時目,授業の様子を参観しました。3年生は実力テストで,数学の問題を解いていました。県立高校の出願先を考える時,今日の実力テストの結果が大きな意味を持ちます。したがって,いつも以上に真剣に取り組んでいる様子を見ることができました。教室には進路カレンダーが掲示されていました。3年生は自分の進路希望を実現させるための踏ん張りどころと言えるでしょう。

 2年2組は国語で,漢文を学習していました。普段なかなか触れる機会のない作品ですが,読み方や意味を丁寧に学習していました。「作者の思いにふれよう」というのがねらいです。

 2年1組は家庭で,被服室で裁縫の実習をしていました。エコバッグを制作しますが,しつけ縫いをしたり,ミシンで縫ったりしていました。小学校での学習が生きているのか,上手にミシンを使う生徒が多く見られました。完成が楽しみです。

 1年1組は理科で,理科室で光の学習をしていました。理科室内は真っ暗だったのですが,フラッシュを使わずカメラで撮影したら普通に撮ることができました。実際は,暗闇の中で機器の赤い光線を観察していました。

 1年2組は国語で,接続詞の学習をしていました。同じ文章をつなぐ場合でも,接続詞によって思いが異なることにも触れていました。文章を読む上で大切なことですね。

 どの教室でもしっかりと学習に取り組んでいる様子を観ることができました。期末テストは終了しましたが,「ここからは3学期」という気持ちで日々の学習に取り組んでほしいものです。

 さて,12月から下校時刻は17時となりましたが,今日は下校時刻をさらに30分早めて防火診断を行いました。教職員でチェック項目を4つに分けて分担し,複数の目で点検にあたりました。不具合のある箇所はすみやかに対処するとともに,実施報告書を教育委員会に提出します。

 これからも学校全体で学校火災等の発生を未然に防止していきます。

 

【本郷小学校6年生が部活動を見学!】

 放課後,本郷小学校6年生の皆さんが,校長先生,担任の先生の引率で,本郷中学校の部活動の様子を見学に来ました。今日はあいにく雨だったので外での活動を見ることができませんでしたが,校舎内で陶芸部,吹奏楽部,野球部,体育館で男女バスケットボール部,町体育館でソフトテニス部,男女卓球部の活動の様子を見学してもらいました。校舎内,体育館を見学する6年1組の皆さんの様子を紹介します。

 今日の見学を中学校での入部を決める参考にするとともに,4ヶ月後には中学生になるので心の準備をしてほしいと思います。中学校では,6年生の皆さんの入学を心からお待ちしています。

【11月の出席率】 体調管理に注意しましょう!

 1年生 96.2%

 2年生 94.0%

 3年生 99.3%

11/29 タブレットを活用した授業/租税教室(3年)

 本校では,今年度「ICTの活用を通して,関心・意欲を高める指導方法の工夫」に取り組んでいます。今日は3校時目,体育館で3年1組の保健体育の授業研究が行われたので紹介します。

 球技(バスケットボール)の単元の1時間目,オリエンテーションの授業です。この時間は,バスケットボールの学習のねらい,特性,進め方を理解し,見通しを持つことと,理想的なシュートフォームのポイントを理解し,練習することがねらいです。

 体育館では授業開始前から,軽快な音楽な流れる中,生徒たちがバスケットボールを手にし,シュートの練習に取り組んでいました。チャイムがなって授業開始。集合した生徒たちが教師の説明を聞きながら,バスケットボールという競技の特性とこれからの学習の進め方を理解しました。ここでスライドや実際のゲームの動画を提示し,言葉だけでなく具体的に理解できるような工夫がなされていました。また,バスケットボールはシュートの得点を競う競技であり,シュートが大切であることを実感させたことが後半の学習につながりました。

 後半は正しいシュートフォームを理解し,練習しました。まず,教師がシュートのポイントをバスケットボール部の生徒の協力を得ながら極めて具体的に提示し,何を意識して練習するのかを明確にしました。ただシュートを練習するのではなく,生徒自身が考えながら練習をすることは大切です。ここでタブレットの登場です。班ごとに1台のタブレットが準備されており,お互いのシュートフォームを録画し,再生しながらよりよいシュートフォームとなるよう練習しました。

 次にシュートゲームを行いました。ゲームになると,どうしてもシュートが入ったか入らなかったかに意識が向かいますが,教師が巡回しながら正しいフォームでシュートできるようにアドバイスしていました。

 まとめは学習カードを使っての振り返りでしたが,教師が授業を通して改善の著しい2名の生徒のシュートフォームを生徒たちに動画で提示しました。動画を見ることで,今日の学習のねらいや成果を確認することができたようです。 

 生徒たちは問題なくタブレットを操作しており,授業の中で有効に活用されていたようです。ICTの活用法は授業のスタイル,内容によって様々ですが,これからも工夫して活用していきたいと思います。

 また,今日の5校時には3年生の社会科の授業の一環として「租税教室」を実施しました。町の町民税務課より来られた3名の職員が講師を務め,難しい税のしくみを具体的な事例を挙げながら楽しく説明してくださいました。子供一人あたり,中学を卒業するまでの9年間でかかる教育費は830万円であることや学校の教室を一万円札で埋め尽くすと,なんと2兆5千億円になるなど,生徒たちは驚きながら聞きました。一億円のレプリカを全員が持ち,その重さを実感していました。

 さらに,収入が700万,200万,100万の3人で300万かかる橋を作るときに3人でどう分担するかという問題を,班ごとに話し合いました。様々な意見が出され,平等に負担することの難しさを実感していたようです。社会科の授業では,今日の租税教室を活かして3学期に税のしくみや税金の使い道などを学習していきます。