こんなことがありました!

日誌

不易と流行~校長室から④

昨日、美里町生徒指導推進会議が行われました。幼保・小・中が共通理解のもと、指導に当たっていく事柄が話し合われ、確認・共有できました。

「言葉を大切にした活動」、「コミュニケーションの力」、「自然体験」、「悪口を言わない、書かないなどの人の間の基本」が大きな柱として話し合われました。これらは、今までも取り組んできたことであり、教育現場ではいわば「不易」のことといえます。

 

また、SNSで見られるICTの負の部分や課題も協議されました。

数年前は考えもつかなかった機器やアプリが次々と開発されてきています。これらは現代社会の「流行」といえます。


かつて、上記した「不易」の部分は、発達段階に応じいろいろな活動を通し、時間をかけ磨かれ育成されていきました。

しかし、SNSのマナー・ルールや情報管理は複雑化し、ラインを通した人間関係の摩擦や行き違いは先鋭化しています。即時対応が求められるケースが頻出し、今や大人のあり方や指導は待ったなしです。

不易が流行に急がされており、試されてもいるような気がしてなりません。

 

今日は、本郷幼稚園と保育所の学校訪問をさせていただき、子供たちの活動を見てきました。運動や体験の環境設定が本当に工夫されており、汗びっしょりで、生き生きと飛び跳ねる姿に目を奪われました。

昨日の会議で、幼稚園の先生が話された「直接体験の大切さ」がまさに実践されており、不易の教育活動に心から納得した参観となりました。