こんなことがありました!

日誌

陶芸教室

地域の伝統工芸、産業である焼き物づくりを学びました。
本校の特色ある学習のひとつです。
町の9つの窯元さんから、直接手ほどきを受けることができます。
生徒、職員は思い思いの作品づくりに励みました。

翌日は常勝寺で陶祖祭があり、陶芸の歴史に思いをはせ先人を偲びました。
「陶芸を通した学び」は本郷中ならではで、全国でも有数です。
歴史や産業の理解、支援体制への感謝、キャリア教育の視点、ふるさとを誇りに思う心の醸成等、内包する意義は大きいものがあります。


会津本郷焼の発祥は、1593年、蒲生氏郷が若松城の城郭修理のため播磨国(兵庫県)から瓦工を招き、屋根瓦を焼かせたのが始まりといわれています。
はるか400年以上も前、安土桃山時代のことです。 


実際に本郷の地でやきものが焼かれ始めたのは、1645年ということです。
会津藩主・保科正之が、尾張国瀬戸出身の陶工・水野源左衛門を招き、本格的に陶器製造を始めたのが、会津本郷焼の陶器の起源です。

一方磁器の起源は、佐藤伊兵衛がその焼成法を探るため西国各地の窯業地を回り、命がけで有田に潜入してその技術を得ました。
伊兵衛が帰国し、藩は備前皿山風の窯を築き体制を整え悲願の磁器焼成に成功しました(1800年)。 (陶芸サイトから)
時を経て今、これらの延長線に本校の陶芸教室が位置づけられていると考えています。