日誌
秋炎祭3 校長室から
高揚した大きな行事が終了し、静寂と落ち着きが戻った新しい週の朝です。
普段隠れている生徒のよさをいくつも見ることができました。
一人ひとりをていねいに紹介した開会式が始まり、恒例のビッグアートが歓声と共に披露されました。
秋炎祭の方針は3つありました。
○ 一人一役で責任を持たせ、全員でつくり上げる
○ 生徒主体の活動を大切にする
○ ひとつのことをつくり上げる経験を通し和を深める
それぞれの担当の生徒が的確にリードしています。幕間もてきぱきとスムーズに進んでいきます。
合唱では、どの学年も学級も真剣に取り組んできたのが伝わってきます。
合唱で思い切り声を出せるのは、集団を測るバロメータです。
学年がひとつあがるにつれ、声の質が高まり、曲想が豊かになります。
3学年合唱曲「手紙」をしばらく目をつぶり聞いていました。歌詞が心に響いてきます。
アンジェラあきの歌ですが、本当の15歳の中学生にしか伝わらないものを感じました。
いろいろな場面での、話し方や伝え方がとてもよくできています。
「少年の主張」での3人の視点と表現力は「すばらしい」の一言に尽きます。
「自分の考えを持ち表現する力・発信する力」は今求められている学力のひとつです。
本校生徒の才能の豊かさと大きな可能性をさらに伸ばしていきたいと感じています。
生徒企画の配役や役づくりは、皆に活躍の場面がありました。ひとつのことをつくり上げるのは大変だったと思います。
「与えられたものを練習し、よくできました」だけでなく、つくり上げる過程でのコミュニケーション
議論の繰り返しと意思の疎通の難しさなど多くのことがあったことでしょう。
これら中学生の貴重な学びが発表プログラムの中に表されていました。
有志の発表と学習発表の切り替えは見事です。
笑いにあふれた本当に楽しい時間となりました。
閉会式の合唱表彰では、壇上の3年生代表が皆目を赤くしていました。
うれしさと悔しさがありました。そこには達成感と充実感を十分感じました。
若いenergyが集約したひと時、点数や成績に表れない生徒のよさをいくつも見つけることができました。
行事のねらいを十分に達成できたと思います。
文化祭が終わると、紅葉が終わり白いものが麓に降りてきます。
充実感の伴う校舎は、2学期のまとめと年の瀬に向かいます。
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