こんなことがありました!

日誌

卒業式を終えて~校長室から⑥~

ご来賓より温かい励ましをいただき、

心のこもった送辞、答辞が述べられ、粛々と式は進んでいきました。


式歌に入った時、心を揺り動かす波がいきなり、本当にいきなり押し寄せてきました。

生徒自ら選曲した「旅立ちの日に」と「さくら」は懸命な健気な合唱でした。
フレーズの一つ一つがまさに今の気持ちとして伝わってきます。

「しっかりした態度で大きな声で歌う」などのレベルを超えた、送り出す感謝の気持ち、
3年間すべての思い、後輩に託す願いなど、対面する卒業生と在校生の間には魂の共鳴がありました。

担任の先生による小サプライズ「輝ける君たちの未来を願ってる」の横断幕が下がった時、感動は最高潮に達しました。

卒業生の皆さん、間違いなく後輩に伝わったよ。体育館のすべての人にも伝わりました。

感動をありがとう。

 

最後の校歌は、触発され今までにない大きな声で歌っている自分がいました。
思えば、生徒とわたしたち教職員は、この学び舎で偶然同じ時期に出会い、悩みや思いを共有しながら歩んできました。
そして今、必然の出会いであったことを確信し巣立っていきました。


最後の見送りは、陽光が卒業生の背中に降り注ぎ眩しかった。
陽の光だけでなく成長した姿がまばゆかったのです。卒業生の皆さんの幸多からんことをお祈りします。