こんなことがありました!

日誌

◆12/09 国語の授業いろいろ

 今日、3年生の国語はどのクラスも書写で、外部講師の阿久津虎一様にご指導いただきました。 ご自身で書道塾を経営なさっておられ、ここ最近快く講師を引き受けてくださっています。 国語の先生も当然指導方法を研究していますが、より専門性の高い方にご指導いただくと作品の仕上がりがぐんと良くなります。

 例えば、書いた文字がぶちてしまうことについて、筆に含まれる墨の量と筆を動かす速さで調節することを教えてくださいました。 筆の動かし方がゆっくりだと墨が早く筆先に落ちてきて量が多くなってしまいぶちるそうです。 それを防ぐには筆の運びを早くすることが大切で、しかし早すぎると逆にかすれてしまうそうです。 とても分かりやすい説明でした。

 手を取って具体的に教えていただいたりしましたので、きっと良い作品につながっていくと思います。

   

 隣の教室では2年生が単元のまとめで漢字や言葉の使い方を学んでいました。 意味を調べたり、短文を作ったりして、黒板に生徒が答えを直接書いて全員で学習を共有できました。

 また、その隣の教室では、1年生が「故事成語」の<矛盾>を学習していました。 矛盾とはどのようなことなのか内容を確認し、何度も何度も音読して古典に慣れ親しんでいました。

  

◆12/06 伝統芸能(太々神楽、西勝彼岸獅子、早乙女踊り)体験学習

 昨日午後、総合的な学習として1、2年生が「伝統芸能体験」の本格的な学習をスタートさせました。 保存会などの地域の方々を講師としてお迎えし、基礎的なご指導を受けました。

 1年生は「早乙女踊り」です。 早乙女踊りは旧高田町佐布川地区に伝わる、本来その地区の長男のみが踊るとされたものですが、時代とともに伝統の継承のため長男以外でも踊る場合もあるようで、本校では1年生全員が体験し踊れるようになることを目指します。

 初めに、前区長の小林誠一様に講話をいただき、歴史や現状、道具を使った具体的な踊り(仕草)の一部まで具体的に話していただきました。 「踊りの中腰はずっと続くのか?」との生徒の質問にも、「そのほうがいいね。」と丁寧に答えていただく場面もあったそうです。

 その後、ビデオで本物の踊りを再度(先週も見ています)視聴し、20回ほど繰り返し練習しました。

     

 一方2年生は、「太々神楽」と「西勝彼岸獅子」に分かれ、それぞれに練習を行いました。 講師の方々が、なんと13名も来てくださいました。 たいへんにありがとうございました。

 太々神楽は、踊る(舞う?)グループ、演奏するグループ(締め太鼓と篠笛)、衣装制作グループと分かれる前に、本番と同じ舞台設定、衣装で踊りを見せていただきました。 その後打ち合わせをして、踊るグループは所作や動きを一つ一つ指導いただき音楽に合わせて動きを繰り返しました。 太鼓のメンバーは具体的に道具を使って演奏練習できましたが、笛のほうは本数が足らず楽譜(?)や演奏の説明をしていただきました。

      

 

 西勝彼岸獅子は、講師の説明後、早々にビデオを見て動きの確認を全体で行いました。 何度も何度も繰り返し頑張っていました。 足の運びや手の動きがなかなか難しいようでした。

 演奏組(お囃子)はびっくりするほど呑み込みが早く、教えていただいた方からお褒めの言葉をいただきました。 笛も太鼓も教えあう姿が素敵でした。

       

 授業が終わって、生徒たちから「昼休みに自主練していいですか。」との声が上がったそうです。 意欲満々で素晴らしいと思います。 自ら学ぼうとする姿勢をどのように生み出すかを教師も学ばなければと考えました。 今後、学習が進む中で生徒たちにはぜひ郷土を愛し、社会とのつながりを考えていってほしいと思います。

 

◆12/05 瞬間の美しさを形に(美術)/認める→刺激・向上

【瞬間の美しさを形に(美術)】

  3校時目、3年生のあるクラスが美術で紙粘土を使った作品作りをしていました。 テーマは「瞬間の美しさを形に」で、立体としての塊や量感、動きなどを感じながら楽しそうに制作に励みました。 写真を見てください。 自分がやってきたスポーツのワンシーンを感じさせる作品が多く、また的確に一瞬の動きをとらえているのでとても感心しました。

 中には、指一本一本を細かく表現しようと工夫する生徒がいたり、スポーツ以外のちょっとユニークな視点(ゲームキャラ?)で制作しようとしている生徒もいました。 豊かな発想と創造的な表現力はまさに美術の授業の真骨頂です。 いい表情をして学習に励んでいました。

          

【認める→刺激・向上】

  少し前に、試験勉強中の家庭学習の様子を掲示したことをお知らせしましたが、どんどん素晴らしい模範ノートの掲示が増え、先生方がそれぞれにコメントを添えてくれています。 「ここがポイント」という形で、それぞれが工夫した点や素晴らしい取り組みを褒めたたえ、本人の自信と周りの生徒への参考や刺激となるように意図しています。 人により勉強の仕方は様々で、自分に合った勉強法があるわけですが、こうした友達の実践例を自分も試してみて、自分なりのスタイルを築いていってほしいと思います。

 小さくてよく見えないかもしれませんが、先生方の褒め言葉は生徒たちの喜びにつながるものになっています。 努力を認められ、次への意欲を湧きあがらせてくれると思います。

 生徒諸君! 自分はできないと決めつけず、少しでもその気になって真似してみましょう。 

      

※ 本校には、通級指導教室といって人とのかかわりや感情のコントロール、苦手なことへの訓練などを学ぶ特別支援学級(せきれい学級)が設置されています。 普段は通常学級でみんなと一緒に学び、週1時間程度、1対1で指導を受けます。 週1時間でも継続すると成果(成長)につながります。 本校の通級指導教室は巡回型と言って、他校に出かけて指導に当たることもあります。 生徒の「困り感」に寄り添って適切に指導しています。

 

 

◆12/04 クラス対抗貸し出し冊数コンテスト/書き初め練習 

【クラス対抗貸し出し冊数コンテスト】

 毎週火曜日、図書支援員の金子さんが学校に来てくださり、図書整理やポップの作成など図書室の環境整備や生徒の読書意欲の高揚に大変貢献していただいています。 今日あいさつに行ってみると、佐藤先生とともに何か作業をしていらっしゃいました。 

 実は、図書委員会が企画した「クラス対抗貸し出し冊数コンテスト」が先週より行われており、その中間報告をするために学級ごとの状況をデータで佐藤先生に提供してくれていました。 図書委員は、創意工夫してポスターを作成して読書を呼び掛けています。 現在のトップは、・・・(秘密です)。 たくさんの本を借りて読んで、読解力を養い、豊かな心情を育ててほしいものです。  

      

【書き初め練習】

 昨日あたりから、3年生が登校時に書道セットを持参してきていることに気づき、今日の6校時目やっと授業参観することができました。 日本のお正月恒例、書き初めの練習です。 国語科の年間指導計画にも書写の学習内容がありますので、今年2回目の学習だと思います。 

 半条幅の用紙に「技術革新」という文字を行書で書くのですが、思った以上に書けていたように思います。 画数が多く、けっこう字を崩す(流れるように書く)ので、何度も何度も練習しないと上達はできませんが、真剣な様子からすると上手に仕上がるのではないでしょうか。 来週には、外部講師に来ていただき指導を受けるようです。   

      

※ 習字を参観したあと校内を回ってみると、清掃に備えてしっかり机を片づけてある教室がありました。 当たり前の約束事なのですが、これをきちんとやっているのとやっていないのでは、清掃の作業内容に大きな違いが出ます。 こうした、「当たり前のこと(本校の約束事)が当たり前にできる」学級は素晴らしいと思います。 

  

※ 今日、本校生徒が1名インフルエンザに罹患したとの報告がありました。 発症日(発熱日)と翌日から5日間は出席停止となります。 うがい手洗い等の予防に努めてください。 残念ながら罹患してしまった場合は、ゆっくり体を休めてください。

 

◆12/03 大会に向けて/5校時の授業(家庭科、理科)

【大会に向けて】

 12月に入り、生徒の下校時間は17:10となりましたが、7日(土)の大会・コンテストに向けて吹奏楽部と卓球部は特別延長を認めて練習しています。

 吹奏楽部は、喜多方プラザで行われる県アンサンブルコンテスト会津支部大会に3チームが出場します。 打楽器三重奏、金管六重奏、木管六重奏でエントリーしています。 顧問の村上先生は、日ごと、時間ごと指導に当たって音の響きや演奏技術を磨いているようです。 一人ひとりの音がとても大切になるアンサンブルですので、励ましあって満足いく演奏を作ってほしいと思います。

   

 女子卓球部も、会津大会の予選を勝ち抜いて、猪苗代のカメリーナで大会を迎えます。 4チームによる予選を抜け出て決勝トーナメントに進めるよう頑張っています。 特別にコーチ役を買って出て指導してくれる方もいます。 来年につながる戦いをしてきてほしいと思います。

【5校時の授業(家庭科、理科)】

 今日の家庭科は1日中、2年生の調理実習でした。 午前中が2組、3組、午後が1組です。 5校時目に授業を参観してみると、高田梅やシラスなどを使ったパスタを作っていました。 地元食材を活用し、梅の食感と味がパスタのおいしさを高めているようです。 

 包丁さばきは慣れている生徒と、おぼつかない様子(けがが心配?)の生徒とそれぞれですが、慎重に食材を刻んでいました。 出来上がったパスタの盛り付けについて、南雲先生から立体的に中央を高くするよう指導を受けると、写真のようにおいしそうに仕上げることができて喜んでいました。

 給食後だったのでガツガツとはいきませんが、作ったパスタを残すまいとカリカリ梅とシソの風味を味わっていました。 ぜひ家でもチャレンジしてほしいものです。

        

 調理室の隣の理科室では、2年2組が理科の授業中でした。 電流と電子の学習をしていたのですが、電子の発見から100年ほどしかたっていない話から、なぜか途中で天動説(地球の周りを宇宙の天体が回っているという説)の話になったり、意見が活発に出る楽しい授業でした。 電流は(+)から(-)へ流れ、電子は(-)から(+)へ移動することは記憶にしっかり刻まれたかな? 

  

※ 今日の昼休み、福島陸上競技協会で理事を務めていらっしゃる鹿野克夫様と関係者2名がわざわざ福島市から来校され、県代表となった本校駅伝部に激励金を贈呈してくださいました。 併せて会津陸上競技協会会長の長谷川様もおいでくださり、一人ひとりに激励金を手渡してくださいました。 たくさんの応援に、主将の横山君もしっかりと決意を述べました。