2019年12月の記事一覧
◆12/11 互いに授業を見合う/雪に備えて
【互いに授業を見合う】
どの学校でも現職教育研究といって校内での教員研修を自主的に行っています。 本校でも今日の6校時、今年3回目の「互見授業(授業研究会)」を行いました。 2年生の道徳授業で、ローテーションで指導していますので、1組を遠藤先生が、2組を東條先生が、3組を担任の菅野先生が担当しました。
それぞれに、導入段階で生徒の意見をどんどん引き出して雰囲気を高め、資料を通して内容項目「友情、信頼」に迫ったり、生徒の発言を板書して丁寧に考えることを整理していったり、VTRを使ったり自分の経験を話したりして関心意欲を高めて道徳的価値を深めたりと、工夫の見られる授業でした。
その後、3つの班に分かれて「事後研究」を行い、互いに成果のあった指導、改善点などを話し合いました。 研修こそ教員の命であり、自己研鑽していかないと生徒たちをしっかり指導できません。 今後も相互に高めあっていきたいと思います。
【雪に備えて】
朝、あいさつ運動をしていると、玄関や講義棟前に雪がかかって校舎が壊れるのを防ぐ囲いが設置されていました。 用務員の児島さんがやってくれたことと思います。 ありがたいことです。 雪が降っても屋根からの落屑でガラスが割れたりする心配はありません。 また、赤とオレンジのぽーつが立てられました。 これは、ブルドーザーで除雪する際の目印になるものです。 こうしたちょっとした配慮に感謝の気持ちを持ちたいと思います。
※ 昨日夜、滋賀からメールでの報告とともに写真が送られてきました。 遠くからの後ろ姿ばかりですが、元気な姿をお伝えしたいと思います。 1枚目は琵琶湖を眺めているいるのでしょうか...。
◆12/10 全国大会出発!/大沼高校の先輩が来校
【全国大会出発!】
15日に滋賀県で行われる全国中学校駅伝競走大会に、福島県代表として本校駅伝部が今朝7時過ぎに出発しました。 朝霧が白く立ち込める中、保護者の皆様をはじめ、高校生のOBや駅伝部陸上部の1、2、3年生が集まり出発を見送りました。
校長、PTA会長(後援会会長)の激励に続き、OBたちが後輩たちに一人ひとりエールを送りました。 そして、3年生からは受験勉強の合間を縫って作ってくれた千羽鶴が手渡されました。 きっと選手たちの大きな力になると思います。 キャプテンの横山君は、「多くの皆様に支えられ、感謝の思いを持って全力で走ってきます!」と決意を述べてくれました。 明日以降は移動の疲れを取りながら、コースの試走をしたり、強化練習とコンディション調整をかみ合わせながら当日を迎えることでしょう! 頑張れ、駅伝部!
(先ほど、4時27分に会場へ到着したとの連絡が入りました。)
【大沼高校の先輩が来校】
今日の放課後、大沼高校の先生と先輩が本校にお出でになりました。 実は19日に「スマホ安全教室」を実施するのですが、その中で大沼高校演劇部の皆さんに講師となってもらい寸劇を演じていただく企画で、いろいろと事前打ち合わせをしていたようです。 会津若松警察署会津美里分庁舎の武藤様も一緒でした。
中・高の連携を図りつつ、よりスマホの恐怖を切実に訴える一つの試みとして今回トライしてみます。 OGの児島さんがいろいろと遠藤先生とやり取りをして確認が進みました。 もしよろしければ、保護者の方も19日(木)の午後14時50分に本校体育館へ出かけてみませんか?
※ 帰りの学活終了後、第8回の奉仕委員会が開かれ、活動の反省と今後の計画の確認が行われました。 今学期最後の奉仕委員会でしたが、11月の反省とともに2学期全体の振り返りをして、終業式までと3学期の具体的な活動が具体化されたはずです。
◆12/09 国語の授業いろいろ
今日、3年生の国語はどのクラスも書写で、外部講師の阿久津虎一様にご指導いただきました。 ご自身で書道塾を経営なさっておられ、ここ最近快く講師を引き受けてくださっています。 国語の先生も当然指導方法を研究していますが、より専門性の高い方にご指導いただくと作品の仕上がりがぐんと良くなります。
例えば、書いた文字がぶちてしまうことについて、筆に含まれる墨の量と筆を動かす速さで調節することを教えてくださいました。 筆の動かし方がゆっくりだと墨が早く筆先に落ちてきて量が多くなってしまいぶちるそうです。 それを防ぐには筆の運びを早くすることが大切で、しかし早すぎると逆にかすれてしまうそうです。 とても分かりやすい説明でした。
手を取って具体的に教えていただいたりしましたので、きっと良い作品につながっていくと思います。
隣の教室では2年生が単元のまとめで漢字や言葉の使い方を学んでいました。 意味を調べたり、短文を作ったりして、黒板に生徒が答えを直接書いて全員で学習を共有できました。
また、その隣の教室では、1年生が「故事成語」の<矛盾>を学習していました。 矛盾とはどのようなことなのか内容を確認し、何度も何度も音読して古典に慣れ親しんでいました。
◆12/06 伝統芸能(太々神楽、西勝彼岸獅子、早乙女踊り)体験学習
昨日午後、総合的な学習として1、2年生が「伝統芸能体験」の本格的な学習をスタートさせました。 保存会などの地域の方々を講師としてお迎えし、基礎的なご指導を受けました。
1年生は「早乙女踊り」です。 早乙女踊りは旧高田町佐布川地区に伝わる、本来その地区の長男のみが踊るとされたものですが、時代とともに伝統の継承のため長男以外でも踊る場合もあるようで、本校では1年生全員が体験し踊れるようになることを目指します。
初めに、前区長の小林誠一様に講話をいただき、歴史や現状、道具を使った具体的な踊り(仕草)の一部まで具体的に話していただきました。 「踊りの中腰はずっと続くのか?」との生徒の質問にも、「そのほうがいいね。」と丁寧に答えていただく場面もあったそうです。
その後、ビデオで本物の踊りを再度(先週も見ています)視聴し、20回ほど繰り返し練習しました。
一方2年生は、「太々神楽」と「西勝彼岸獅子」に分かれ、それぞれに練習を行いました。 講師の方々が、なんと13名も来てくださいました。 たいへんにありがとうございました。
太々神楽は、踊る(舞う?)グループ、演奏するグループ(締め太鼓と篠笛)、衣装制作グループと分かれる前に、本番と同じ舞台設定、衣装で踊りを見せていただきました。 その後打ち合わせをして、踊るグループは所作や動きを一つ一つ指導いただき音楽に合わせて動きを繰り返しました。 太鼓のメンバーは具体的に道具を使って演奏練習できましたが、笛のほうは本数が足らず楽譜(?)や演奏の説明をしていただきました。
西勝彼岸獅子は、講師の説明後、早々にビデオを見て動きの確認を全体で行いました。 何度も何度も繰り返し頑張っていました。 足の運びや手の動きがなかなか難しいようでした。
演奏組(お囃子)はびっくりするほど呑み込みが早く、教えていただいた方からお褒めの言葉をいただきました。 笛も太鼓も教えあう姿が素敵でした。
授業が終わって、生徒たちから「昼休みに自主練していいですか。」との声が上がったそうです。 意欲満々で素晴らしいと思います。 自ら学ぼうとする姿勢をどのように生み出すかを教師も学ばなければと考えました。 今後、学習が進む中で生徒たちにはぜひ郷土を愛し、社会とのつながりを考えていってほしいと思います。
◆12/05 瞬間の美しさを形に(美術)/認める→刺激・向上
【瞬間の美しさを形に(美術)】
3校時目、3年生のあるクラスが美術で紙粘土を使った作品作りをしていました。 テーマは「瞬間の美しさを形に」で、立体としての塊や量感、動きなどを感じながら楽しそうに制作に励みました。 写真を見てください。 自分がやってきたスポーツのワンシーンを感じさせる作品が多く、また的確に一瞬の動きをとらえているのでとても感心しました。
中には、指一本一本を細かく表現しようと工夫する生徒がいたり、スポーツ以外のちょっとユニークな視点(ゲームキャラ?)で制作しようとしている生徒もいました。 豊かな発想と創造的な表現力はまさに美術の授業の真骨頂です。 いい表情をして学習に励んでいました。
【認める→刺激・向上】
少し前に、試験勉強中の家庭学習の様子を掲示したことをお知らせしましたが、どんどん素晴らしい模範ノートの掲示が増え、先生方がそれぞれにコメントを添えてくれています。 「ここがポイント」という形で、それぞれが工夫した点や素晴らしい取り組みを褒めたたえ、本人の自信と周りの生徒への参考や刺激となるように意図しています。 人により勉強の仕方は様々で、自分に合った勉強法があるわけですが、こうした友達の実践例を自分も試してみて、自分なりのスタイルを築いていってほしいと思います。
小さくてよく見えないかもしれませんが、先生方の褒め言葉は生徒たちの喜びにつながるものになっています。 努力を認められ、次への意欲を湧きあがらせてくれると思います。
生徒諸君! 自分はできないと決めつけず、少しでもその気になって真似してみましょう。
※ 本校には、通級指導教室といって人とのかかわりや感情のコントロール、苦手なことへの訓練などを学ぶ特別支援学級(せきれい学級)が設置されています。 普段は通常学級でみんなと一緒に学び、週1時間程度、1対1で指導を受けます。 週1時間でも継続すると成果(成長)につながります。 本校の通級指導教室は巡回型と言って、他校に出かけて指導に当たることもあります。 生徒の「困り感」に寄り添って適切に指導しています。
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