2019年7月の記事一覧
◆07/12 御田植祭参加(獅子追い・神輿渡御)
【更新が一日遅れてしまい申し訳ありません。】
今年3月に国重要無形民俗文化財指定を受けた「御田植祭」に、今年も参加しました。 天候が心配されましたが、伊佐須美神社の御威光か、はたまた生徒たちの日頃の行いのおかげか、雨も上がって午前中の「獅子追い」と午後の「神輿渡御」を見事にやり遂げました。 『地域とともにある学校』作りを目指す高田中として、町に期待され貢献できたことは大きな喜びです。
大人や大沼高校生と一緒に行う「神輿渡御」は重要な役割が多く、3年生が中心となって担当します。 一方、「獅子追い」も先頭を走る「獅子頭(持ち)」が数百人練り歩く児童生徒の中から8名(本校から3名)しか選ばれない大切な役割を3年生が務め、1、2年生が声を出しながら後を追って町内を盛り上げます。 どちらも多くのお声がけをいただきました。 着付けや給水などご協力くださった保護者の皆様、沿道から応援くださいました皆様、本当にありがとうございました。
≪獅子追い≫
9時過ぎ頃から校内で緞子、法被、はちまき、お札の身支度を整え、歩いて伊佐須美神社へ移動しました。 本殿前に高田中、本郷中、新鶴中の生徒たちが整列し祭りを盛り上げる声出し練習をしたりしました。 そして、先頭を走る「獅子頭(持ち)」の8名が決意を述べたあと、それぞれに獅子頭が渡され、本殿を3周して境内から街中へと繰り出しました。 境内の外にいた生徒や小学生が後に続きます。
先導する大人の方々の掛け声や笛の音に合わせ、大きな声を掛け合いながら、御田神社まで走ったり、歩いたりして進みました。 旧公民館前では給水の時間を取り、休憩と熱中症対策を講じました。 疲れの見える生徒もいましたが、沿道の応援に励まされて無事御田神社に到着し昼食となりました。(小学生は到着して終了、学校へ戻りました。) 獅子頭を持った生徒は神田に入って田をかきならし、一時御田神社に獅子頭をもどすという役割をしっかりと果たしました。
昼食、休憩後、12時半に伊佐須美神社へ戻る行程のスタートです。 先頭の8名が獅子頭を再度受け取り、元気に出発しましたが、気温が高くなり、疲れも重なったなかなか辛そうです。 給水所では、水を掛け合ったりする姿も見られました。 無事、神社に戻ると、「神輿渡御」に参加する生徒が衣装を整えて待っており、全体で周回したあと獅子貸しを持った生徒が感想を述べ、全てが終了しました。 獅子頭を持って先導した生徒は大変だったと思いますが、貴重な体験ができたと思います。 ずっと走ったり、歩いたりした生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。
≪神輿渡御≫
祭りの後半戦、華々しい行列を繰り広げる「神輿渡御」。 あこがれの役割は希望者が重なり、選考が大変だったようです。 書き出せないほどの役割がありますので、写真で衣装や持ち物を見てご確認念願います。
最初、衣装を着た大人、大沼高生、高田中生が本殿前に整列し、名前を呼ばれて持ち物を渡され、神社前の路上に異動して列を作りました。 神輿が担がれたり、祭の実行委員長や副委員長は馬にまたがるなど、獅子追いとはまた趣の違う行列です。 太鼓を担いだり、早乙女の人形を掲げたりは少し重労働かなと心配しましたが、生徒たちは大人や高校生に交じりながら協力し合ってしっかりと役割をやり遂げました。
御田神社に到着すると、早乙女人形を持って歩いた代表が神田の中を3度回って清め、早乙女の娘たちは神田に入り、田植を行うという大変重要な役割がありました。 ぬかるんだ田んぼの中で、指示されたように動くのはとても大変だったようです。 ものすごい慣習とカメラの中、生徒たちはとても貴重な体験ができました。 特に、今年は文化財指定の映像記録が行われていましたので、ずっと彼ら、彼女たちの姿が後世に残されることになると思います。 「神輿渡御」に参加した生徒の皆さん、本当にありがとう。 ご苦労様でした。
郷土の伝統行事に参加できたことで、町の誇りを胸に刻むことができたと思います。 先祖や諸先輩方が長い歴史を積み重ねて継いできた伝統を次の世代がしっかりと受け継いでいけるよう、町を愛し、町に貢献できる子どもたちを育てていきたいと思います。
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