日誌

2019年2月の記事一覧

6年「ものつくり教室」(本郷小ならではの教育)

 本地区は、歴史的・文化的な遺産が多く残され、また、特色ある産業(窯業・果実,米栽培)も行われています。それらを、各学年に応じた形で学習に取り入れています。例えば、全校生で行う、白鳳山ハイキング、高学年の焼き物体験、中学年のリンゴ栽培学習などです。焼き物やリンゴ栽培の学習は、本郷中学校での学習とつながりを持たせています。

 その中の一つとして、地区にある音響機器メーカーの協力を得て、ラジオの製作(ものつくり)を6年生が実施しています。

  

 先日、タムラ製作所の方が来校され、6年生にものつくりの楽しさを伝えてくれました。

 目的は、ラジオの製作を通して、その仕組みや楽しさを知る(実際にチューニングを合わせ、音が聞こえてきた時の子どもの表情はこれはもう素晴らしい笑顔)ことです。併せて、子ども達にものつくりという職業のすばらしさに気づいてもらうことです。

  

 はんだごてを使うのはもちろん見たこともない子がほとんどの中、製作所の方々が手順を踏んで子どもたちに指導していただきました。

 最初は怖がっていた子どもたちも、コツを覚えると作業に集中する姿があちこちに…

  

 実際に電波をとらえようと窓際に近寄り必死にチューニングする姿はほんとに素敵です。

 そして、音楽や人の声が聞こえると、しっかりと耳元にもっていき、聞き漏らすまいとする様子も、こちらも思わずうれしくなります。

 ものつくりは、日本のお家芸。その素晴らしさに身の回りの製品からも気づきが生まれ、自分の将来へ一つ見通しができた時間でした。

 タムラ製作所の皆さん、毎年本当にありがとうございます。