日誌

最近の出来事

2/3 本郷小・宮川小プログラミング研修会/町内小学校研修終了

 2月3日(月)15時から本郷小にて本郷小・宮川小合同のプログラミング研修会が

実施されました。プログラミング教育は来年度より小学校に導入されるもので、現在

全国の小学校で研修が進められています。

 会津教育事務所より平塚学指導主事を講師に迎え、実際にPCで研修を行いました。

 教員の研修だけあって学び合いの場面が多く見られました。

 プログラミング教育の目的は、自分の考えを実現させるためにはどのようなことを

組み合わせたり、改善したりしたらよいかという論理的思考力を育成・向上することに

あります。普段は見えない思考をプログラムにより可視化することで子どもたちは

多くのことを学習することができます。

 今後も、未来を担う子どもたちの教育に本町教職員全員で取り組んでいきます。

 同様の研修を新鶴小では10/4、10/11、高田小では1/31に実施し、これで本町

小学校すべてがプログラミング教育に関する研修を終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

11/22 宮川小学校授業研究会

 4年国語において、小磯早苗先生による「ごんぎつね」が指導され、学力向上に有効な手立てが多く見られました。

【手立て1】児童の思いがつまった学習課題

 単元1時間目に物語を読み、初発の感想や単元のねらい、児童が学習したい内容を指導者とともに話し合い、学習課題一覧を作成しました。児童が主体的に学習に取り組めるだけでなく、見通しをもって学習に取り組めるため、予習型学習(家庭学習)との連携がはかれ、上位の児童の学力を伸ばす効果が期待できます。

 

【手立て2】既習事項の掲示物

 特に物語教材では、場面とともに登場人物の気持ちが移り変わり、異なる場面の内容が課題解決に必要となります。授業では前時の振り返りや自分の考えを示す根拠として、多くの児童が活用していました。

 

【手立て3】言語活動の充実(みさとの教え3)

 ペア学習では根拠(文章の一部を引用)を明らかにしながら自分の考えを話す習慣を意識させていました。根拠が自分の考えを話す自信につながったり、聞き手への説得力が増したりなどの効果が期待できます。また、他人のよさを感じる場面にもなりました。

【手立て4】「読みの力」を高める工夫

 「自分の読みを深める→他人の読みと比べ、さらに自分の読みを深める」という流れができており、読みが深まったことにより「兵十の気持ちがわかる」という児童も見られました。

 お忙しい中、授業を提供いただいた小磯早苗先生と児童のみなさん、ありがとうございました。

11/20 会津美里町議会学習

 町内6年生を対象に昨年までの「子ども議会」に代わる議会学習会が実施されました。

【学習会】

 教育長より半年後に中学生になるための心構え等の講話があり、続いて町議会事務局長より議会についての出前講座、図書館の地域おこし協力隊より図書館利用の説明がありました。

  

【議場見学】

 傍聴席より実際に議場を見学し、出席札やマイクのある議員デスク、カメラ等についての説明がありました。

 

【図書館見学】

 図書館で本の貸し出しや返し方等の簡単な説明を聞き、実際に本を検索したり、事前に作成した図書利用カードを使って本を借りたりしました。

  

 

【じげんプラザ見学】

 窓口や会議室、音楽室、談話室等を見学し、利用方法を学習しました。

 昨年までの「子ども議会」は設備及び行事の運営上、参加者に制限等がありましたが、今年度は学年全員が議会学習、じげんプラザの活用方法等が学習でき、有意義という意見が多くありました。来年度に向け、さらによりよい議会学習を検討します。

 

※ じげんプラザは遊び場所ではなく公共の場です。利用する場合、周囲の利用者に迷惑をかけないようにしま

 しょう。利用できない場所への立入りや談話室のコンセントからの充電はマナー違反です。

 

11/19 本郷小学校授業研究会

 4年算数において、門馬ミキ先生による「計算のやくそくを調べよう」が指導され、学力向上に有効な手立てが多く見られました。

【手立て1】授業がイメージできる指導案

 NRTやレディネステスト分析と児童の性格、思考等により実態がしっかり把握された児童観、学習指導要領と系統図が考慮された教材観、そしてそれらをふまえ教師の思いが記された指導観に板書計画が加えられ、実際の授業がイメージしやすいステキな指導案でした。

 

【手立て2】ペア学習の活用

 難しい課題には「無理」とあきらめてしまう児童が多い実態をふまえ、ペア学習が効果的に活用されていました。

 

【手立て3】言語活動の充実(みさとの教え3)

 算数・数学における言語である「式」を使って自分の考えを表現し、具体的な図を使いながら考えを伝えあう活動が充実していました。式は抽象的表現であるため、中学校3年で学習する乗法公式を理解する場面では具体的な面積図が用いられています。小学校の段階から式を用いて学習することは、数学的思考を高める上で非常に有効です。

   

 

【手立て4】かっこを用いることの有用性を実感

 複数の式とかっこを用いた1つの式を比較し、「計算が楽になる」、「まとめた方が分かりやすい」などの意見が出され、かっこを用いることの有用性が実感でき、数学的表現力が向上している様子が見られました。

 

【手立て5】式の一般化を学習

 式に丸や黒丸、四角を当てはめ、どんな式でも成り立つことを確認しました。同じ図形には同じ数が入ることなども丁寧に説明、確認されました。この学習は今後の公式理解や文字の使用にもつながり、「あっ、わかった!」、「なるほど!」という声が多く、児童にとって分かりやすい学習でした。

 

 お忙しい中、授業を提供いただいた門馬ミキ先生と児童の皆さん、ありがとうございました。