日誌

11/19 本郷小学校授業研究会

 4年算数において、門馬ミキ先生による「計算のやくそくを調べよう」が指導され、学力向上に有効な手立てが多く見られました。

【手立て1】授業がイメージできる指導案

 NRTやレディネステスト分析と児童の性格、思考等により実態がしっかり把握された児童観、学習指導要領と系統図が考慮された教材観、そしてそれらをふまえ教師の思いが記された指導観に板書計画が加えられ、実際の授業がイメージしやすいステキな指導案でした。

 

【手立て2】ペア学習の活用

 難しい課題には「無理」とあきらめてしまう児童が多い実態をふまえ、ペア学習が効果的に活用されていました。

 

【手立て3】言語活動の充実(みさとの教え3)

 算数・数学における言語である「式」を使って自分の考えを表現し、具体的な図を使いながら考えを伝えあう活動が充実していました。式は抽象的表現であるため、中学校3年で学習する乗法公式を理解する場面では具体的な面積図が用いられています。小学校の段階から式を用いて学習することは、数学的思考を高める上で非常に有効です。

   

 

【手立て4】かっこを用いることの有用性を実感

 複数の式とかっこを用いた1つの式を比較し、「計算が楽になる」、「まとめた方が分かりやすい」などの意見が出され、かっこを用いることの有用性が実感でき、数学的表現力が向上している様子が見られました。

 

【手立て5】式の一般化を学習

 式に丸や黒丸、四角を当てはめ、どんな式でも成り立つことを確認しました。同じ図形には同じ数が入ることなども丁寧に説明、確認されました。この学習は今後の公式理解や文字の使用にもつながり、「あっ、わかった!」、「なるほど!」という声が多く、児童にとって分かりやすい学習でした。

 

 お忙しい中、授業を提供いただいた門馬ミキ先生と児童の皆さん、ありがとうございました。