日誌
2019年11月の記事一覧
11/22 宮川小学校授業研究会
4年国語において、小磯早苗先生による「ごんぎつね」が指導され、学力向上に有効な手立てが多く見られました。
【手立て1】児童の思いがつまった学習課題
単元1時間目に物語を読み、初発の感想や単元のねらい、児童が学習したい内容を指導者とともに話し合い、学習課題一覧を作成しました。児童が主体的に学習に取り組めるだけでなく、見通しをもって学習に取り組めるため、予習型学習(家庭学習)との連携がはかれ、上位の児童の学力を伸ばす効果が期待できます。
【手立て2】既習事項の掲示物
特に物語教材では、場面とともに登場人物の気持ちが移り変わり、異なる場面の内容が課題解決に必要となります。授業では前時の振り返りや自分の考えを示す根拠として、多くの児童が活用していました。
【手立て3】言語活動の充実(みさとの教え3)
ペア学習では根拠(文章の一部を引用)を明らかにしながら自分の考えを話す習慣を意識させていました。根拠が自分の考えを話す自信につながったり、聞き手への説得力が増したりなどの効果が期待できます。また、他人のよさを感じる場面にもなりました。
【手立て4】「読みの力」を高める工夫
「自分の読みを深める→他人の読みと比べ、さらに自分の読みを深める」という流れができており、読みが深まったことにより「兵十の気持ちがわかる」という児童も見られました。
お忙しい中、授業を提供いただいた小磯早苗先生と児童のみなさん、ありがとうございました。