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2022年11月の記事一覧

6年 研究授業 道徳科

11月30日(水) 今日の2校時は、6年生の「特別教科 道徳」の研究授業がありました。「ロレンゾの友だち」という資料で、「本当の友だちとは?」という課題で話し合いを深めました。最初に、子どもたちからのアンケート「どんな友だちがほしいか」の結果を見て、いろいろな考え方があることを確認し、めあてを立てました。資料は、ロレンゾが幼なじみに会いに来るという場面で、楽しみに待っていた3人に警察から「ロレンゾが会社の金を持ち逃げして逃げている」という情報が入るというものです。3人は、ロレンゾに会ったときにどうするか話し合いました。一人は「お金を渡して、逃がしてやろう」と言い、もう一人は「自首を進め、本人が納得しなければ逃がしてやろう」と言い、最後の一人は「自首をすすめ、一緒に付き添ってあげる。だめなら、警察に知らせるべきだ。」と言います。さて、友だちをかばってあげた方がいいのか?警察に知らせることは裏切りになってしまうのか?葛藤します。子どもたちは、だれの意見に賛同するか、なぜそう思うのかを近くの子どもたちと話し合い、それぞれのロレンゾを思う気持ちについて考えました。そして、本当に友だちを思うことは、相手をかばうことだけだろうか?と考えました。資料の後半部を読むと、ロレンゾは無実で人違いだったことが分かり、ほっとします。しかし、3人は、ロレンゾが本当に罪を犯していたら、自分たちはどうすべきだったかを改めて考える・・・という話でした。さて、最後に教師は、初めに提示した「ほしい友だち」を振り返り、今度は、「自分は、どんな友だちになりたいか」と切り返しました。子どもたちは、授業の前の自分と授業後の自分との変化に気付くことができたことと思います。思春期の入り口に立つ子どもたちにとって。とてもタイムリーな学習になったようです。