学校再開して1週間ちょっとが過ぎました。 明るく元気に過ごす生徒たちですが、時折疲れを感じさせる場面が見られます。 一生懸命学校生活を頑張っていますから、疲労がたまってきているかもしれません。 明日は「ノー部活デー」でもありますので、ゆっくり休ませてください。
さて、今はある意味新学期が始まってすぐの4月と同じ状況ともいえます。 そんなことを考えながら1年生の教室をのぞいた時に、改めて一人ひとりの「1学期の目標」を読んでみました。 意欲十分の素敵な文章が並んでいましたので、いくつか紹介します。 例えば「会った人にしっかりあいさつする」「手をあげて自分の意見を言う」「先生方の言うことをよく聞いて行動する」「中身のある自主学習をする」「親に言われる前に進んで手伝いをする」など、とてもしっかりとした目標設定ができています。 素晴らしいと思います。 1年生に限らず、全校生が初心に帰り、また明日からの生活に弾みをつけてほしいと思います。

※ 通級指導教室の前に、2枚の掲示が貼られていました。 そこを通る生徒は、何気なく立ち止まり読んでいると思います。 自分の心に刻みたい言葉(文章)ですね。

今日から6月。 衣替えで、生徒たちの多くも上着を脱いで登校してきます。 人により体調は様々ですので、長袖だけでなく半袖の生徒もいれば、上着を着ている生徒もいます。 今週1週間は移行期間で、暑さや涼しさに体を慣らしていってほしいと思います。 校長室にきれいなアジサイの鉢植えを飾ってあるのですが、朝は水分不足でうなだれていた花や葉が、潅水するとあっと言う間にシャキッとしました。(まるで子供たちのようです。)
さて、今日は先生方の授業を「個別指導」という視点で見て回りました。 ソーシャル・ディスタンス(最近ではフィジカル・ディスタンスと呼ぶ方が良いとか)を考えると、1枚目の写真のような講義形成が最近多いのですが、授業内容によっては2枚目のように黒板に出て答えを書かせ、それを支援する場面も往々にして出てきます。 課題解決型の授業では、やはりこの形態は使われ、効果的です。

また、3年生の英語の時間では、受け身(受動態)の英文を書かせる課題に対して、やはり一人ひとりへの細かなアドバイスが必要になっていました。 遠藤先生が指導するのは勿論のこと、日本語が堪能なデヴォン先生も丁寧に生徒の英文を見て添削してくれていました。
下の写真は、授業中ではなく昼休みのものです。 一人の生徒と星先生が何やら話し込んでいます。 授業の話でしょうか、それとも教育相談でしょうか? 隣のクラスでは角田(かくた)先生が目の前の生徒が一生懸命勉強しているのを見つめながら、クラス全体を見守っていました。 生徒たちは先生がいてくれることで、安心して自分のやりたいことに集中できています。

最後の例は個別指導でないにしろ、生徒一人ひとりに思いを寄せ、手をかけてくれている先生方の姿を見ることが多いように思います。 学校再開後の大切な時期ですから、疲れがたまってはいないか、楽しく生活できているかなど目を配っています。
※ 昨年度の1階のホームベースには、窓際に「腰かけ禁止」の張り紙がありました。 窓を開けると、つい油断して窓枠に腰かけ、転倒(落下)してしまう危険が心配されました。 そこで予算を確保し、今年度早々に落下防止の横棒を付けました。 座ることができず、落下するような危険はなくなりました。

※ アクセスカウンターが、ついに16万を超えました。 本当にたくさんの皆さんに見ていただき感謝の気持ちでいっぱいです。 これからも学校の様子、生徒や先生方の頑張りをお伝えして参ります。
【2年生の総合的な学習】
昨日の5,6校時は総合的な学習の時間(1年生は教科)でした。、2年生の教室を回ってみると、どのクラスでもプリントや国語辞典とにらめっこしながら、一生懸命考えている生徒の姿がありました。 3組では、馬場先生が「不惜身命」「有言実行」「一期一会」などの四字熟語を黒板に書き出していました。 1、2組でも星先生、角田先生が生徒たちにいろいろと説明をしていました。
何をしているかといえば、7月に予定している「立志式」(実施の方法等は精査中)の「立志証書」に書き込む自分の『座右の銘』を選んでいました。 大切な言葉ですので、生徒たちは必死に悩み、考え、選んでいたようです。
昨年は、初めて「立志式」を「じげんホール」で実施しました。 今年は7月にどんな形で開催できるのか、それとも・・・、可能性を追い求めて準備を進めて参ります。 わが子はどんな言葉を選んだでしょうか? (3年生の総合については、後日お伝えします。)
【学校旗作り】
昨日、ホームベースに下の写真のような作業あとを見かけました。 今年もようやく始まったんだなと喜びを感じていました。 例年であれば、4月中旬に行われる学級旗作りです。 体育祭の応援用に使われ、学級の団結や意気込みを表現します。 今年は、学年体育の中で体育祭を実施する予定です。
今日の昼休み、やはり3年生が空き教室やホームベースを使って制作活動に取り掛かっていました。 昨日見た後でも着々と時間を作って作業は進んでいたのでしょう、今日は彩色(色付け)を行っていました。 制作にかかわる生徒はみんな真剣であり、かつ楽しそうでもあります。 貴重な昼休みの時間を学級のためにボランティア精神を発揮してくれている生徒に拍手を送りたいと思います。 ありがとう! 出来上がるのが楽しみです。

【進路コーナー】
3年生の教室へ続く1階の廊下の壁に、「進路コーナー」がお目見えしました。 学校が再開して、徐々に生活が日常を取り戻してくると、3年生には進路という大きな命題があることが再認識されます。 3年スタッフも、3月の巣立ちの時を常に意識して指導を考えています。 避けては通れない「15の春」。 「15の春は絶対に泣かせない!」を合言葉に頑張っていきます。
張り出してあったのは、テスト範囲が少し変わった「実力テスト」の出題単元表と某高校から通知された「体験入学中止」の情報でした。 また、福島高等専門学校の学校紹介のポスターも張ってあります。 未来を切り開く学力を身につけさせ、目指す進路をしっかりと選択させたいと思います。
【文法は難しい】
授業の様子を一つだけ載せます。 3年生の国語では、文法事項のテストの復習をしていました。 プリントには「付属語とは(助詞・助動詞の性質と働き)」と書いてあります。 保護者の皆様、内容は覚えていらっしゃいますか? 「助詞」とは言葉に意味を肉付けする語です。 助詞だけでは意味が分からず、自立語にくっついて文節となります。 活用はしません。 「助動詞は・・・。」とこのまま続けると誰も読んでくれなくなりそうですので、もう止めます。
国語学習の中で、嫌われやすい、解答率が低くなりがちなのがこういった「文法」だと言われます。 このような難しい勉強を頑張る生徒たちってすごいと思いませんか? (大人になるためには当然ですか?)

【苗を植える】
朝、1校時目、けやき学級の2年生が野菜の苗を植えていました。 昨日に続いての作業です。 お隣の方の畑の一部をお借りして、毎年作物を栽培しています。 技術の学習でも栽培の学習があるのですが、二人にとってはまた違った大切な学習の時間です。 潅水がうまくできるような工夫も考えていたようです。 生活の知恵につながりますね。 お疲れ様でした。 夏の実りの時が楽しみです。

★ 昨日に続き、今日も8:20頃、松岸地区(手児神社付近)でクマが目撃されました。 39メールでもお知らせをしましたが、くれぐれもご注意ください。 生徒へのご指導もよろしくお願いいたします。
【1年生の国語と数学】
2校時目、1年1組では数学、1年2組では国語の学習が行われていました。 数学は正負の数の復習テストから学習が深められていたようです。 マイナスの概念が入ってくる中学校数学は、苦手な生徒には混乱することがあるかもしれません。 全問正解や1問、2問程度間違えた生徒に手を上げさせて確認していましたが、手が多く上がっていました。

2組の国語では、文学作品の読み取りの学習でした。 生徒たちはきちんと机上に国語辞典を準備していました。 ちょうど教室に入ると、「たどたどしい」という言葉を辞典で調べていました。 わかっているようで、正確には表現できないものです。(ちなみに、意味は「物事を行うようすが危なっかしい。とどこおりなく行われず、おぼつかない。」ということです。) きちんとした姿勢(立腰:りつよう)や先生の指示に対する反応を見ていると、とても頑張っている様子が感じ取れました。
これからも、頑張っている授業(生徒)の様子をお伝えしていきたいと思います。
【校舎内から】
毎日見ているはずなのに、気づかないことがあります。 少し前に張り出された、昇降口上の「STAY HOME」と「ONE TEAM」。 学校環境(掲示環境)担当の庄司先生が、生徒たちへのメッセージとして作ってくれていました。 紹介が遅れましたが、お家でこのことを話した生徒はいるでしょうか? 私自身「気づき・考え・行動できる」人間になりたいと思っています。

次の写真は、あるホームベースの飾りつけなのですが、担任から話を聞いてみるとちょっとした秘密というか、仕掛けがあるそうです。 どんなものだか想像できますか? 答えは、該当する学級の生徒、またはその友達からお聞きください。 2枚目の写真は、ある学級の担任からの生徒への呼びかけです。 自分だけじゃなく、みんなで伸びていこうという学級経営のスローガンなのだと思います。 すべての担任が、生徒一人ひとりへ、我が学級へ熱い思いを持っています。

※ 図書室の椅子がずいぶんと減っています。 3密にならないように考えてのことです。 たくさんの生徒に本を読んでほしいのですが、今は密集せず自宅で読書してほしいと思います。

いつものように授業を見て回っていると、興味深い授業がいくつかありました。 その一つは、2年の社会科。 日本の人口構成に関心を持たせ、高齢化や少子化、過疎・過密がもたらす社会的な課題について考えさせようという授業の一部分だったようです。 主題図や統計資料などから日本を理解し、さらには世界の現状、そして日本と世界のつながりまで広げて思考力を身に付けさせようとしています。 社会科は単なる「暗記教科」ではありません。

もう一つは、1年生の英語です。 小学校では3、4年で外国語活動、5,6年生で小学校外国語(英語)を学習してきていますが、それを中学校での英語学習につなぐべく、「フォニックス」という学習が行われていました。 「フォニックス」とは英語の『音』と『文字(綴り)』の関係に注目して、書く力を高めようとする指導法です。 生徒はアルファベットの名前(Aエイ)と発音(a ア)と単語(ant)の音読を一生懸命練習していました。(うまく説明できないので、詳しくは生徒に聞いてください) デヴォン先生の発音に従って頑張っていました。

そして外に目を向けてみると、3年生が体育で「ボール投げ」を行っていました。 年間計画ではもっと後に行う予定ですが、前倒しで行っているのでしょう。 スポーツテストの練習だそうで、男子が「30mを超えたぞ~!」とか女子が「飛ばな~い」と叫んでいました。 半袖短パンで一生懸命運動する姿はとてもさわやかです。 少しずつ生徒の体力を回復させながら、たくましい身体と心を育んでいきたいと思います。
【給食再開】
段階的な学校再開が始まって実質3日目。 今週から6校時授業で進んでいき、少しずつ通常の形態に戻していきます。 しかしながら、今日から再開された給食に関しては、3密を避けるために何点か変更しました。 いつもだと、配膳室から2階に移動させた1、2年生のコンテナを、2年生だけ多目的ホールに移動して、2つの学年が食器やごはん、おかず等を取りに来て密になるのを避けるようにしました。 広々としたスペースで作業できるので、今までとは違い作業しやすいようです。 それでも、配膳の時には生徒同士が配膳台を前に並んで作業しますので、どうしても密接してしまいます。 今後改善していかなければなりません。
1年生は人数が多いので、1組2組をそれぞれ半分に分け、同じフロアの空いている教室で食べるようにしました。 お互いの距離がかなり大きくなりますので、マスクを取って食べることでの心配は減りますし、ついおしゃべりをしてしまっても飛沫が友達にかかる危険は低くなりました。 給食の時間を静かに過ごしながら、友達とのアイコンタクトや笑顔の交換など工夫して楽しんでほしいと思います。 (今日のメニューは、麦ごはん<のりふりかけ>、鶏肉のガーリック焼き、大根サラダ、さやえんどうの味噌汁、牛乳、でした。)

【足元のテープ】
生徒がうがい、手洗いや歯磨き等に集まる水道(水飲み場)に、薄緑色のテープが貼られました。 少しでも友達との距離をとることを意識させるためでしょう。 お店など、いろいろな場所で見られるようになってきました。 校内では2mもの距離をとるのは無理ですが、ちょっとしたことでも少しずつできる限り手を打っていきたいと思います。

先日、3年生のホームベースに「起き上がりこぼし」が置いてあることを紹介しましたが、今日、生徒が作った手作りの「起き上がりこぼし」がずらりと並びました。 かわいらしい表情の「こぼし」を見ると思わず心が温かくなります。 コロナに負けず立ち上がろうとする決意を表す人形たち(=生徒の気持ち)に勇気づけられます。

数日ぶりに麗しい天気なりました。 晴れると気分もいいですね。 学校のつつじも満開で、紅白の彩り鮮やかに素敵な景色を生んでいます。 機会があればぜひご鑑賞ください。
校内は、換気のためなのですが、温かいこともあって空き教室やスクウェアなどいたるところの窓が開け放たれています。 空気の流れが感じられ、感染予防の大切な対策になっていると思います。

【授業の様子】
今日も3校時で終了し、清掃学活後、12:15分に下校となりました。 やはり主役が活躍する学校はうれしい限りです。 今日も授業のいくつかを紹介します。 1年2組が英語の授業を受けていました。 英語はコミュニケー諸活動を行わないわけにはいきません。 できるだけ少し距離をとって、短時間でペアでの対話練習など行っています。 2年1組は体育で、縄跳びの練習です。 縄跳びは校内体育祭で行う予定だった1種目で、今後体育の時間に学年別実施など可能性を探ります。 3年2組は数学で、「塾で予習した」とか「これから追いつくから大丈夫」などと言いながら乗法公式(生徒にお聞きください)を学習していました。 みんな真剣な表情でした。

【意識させるために】
新聞に載っていたということで、写真のような「ソーシャルディスタンス」を示すものを作ってくれた先生がいました。 校長が早速張り出しました。 学校生活で、具体的にその意味を体感させ意識を高めようと考えてのことです。 生徒も先生方も、実際の距離感に「へ~」という声を出していました。(驚きでしょうか)

また、2年生のホームベースには「それは、密集です」と書かれた紙が貼ってありました。 3年教室には、コロナ退散の願いを込めたこいのぼり、ホームベースに「起き上がりこぼし」が置いてありました。 先生方の熱い願いが込められています。

【少しずつ全面再開へ・・・】
今日から学校の段階的再開が始まりました。 2回の分散登校を経て、全学年が登校してきました。 交通指導員さんに挨拶したところ、「やっと始まりますね。」と言っていただきました。 教室には温かく生徒を迎える板書や換気のために窓を少し開けるようお願いも書いてありました。 先生方は、活気あふれる生徒の声にエネルギー全開のようです。

1校時目の授業を見て回ると、3年生は「休校明けテスト?」というべきか、休校中に出した課題の確認テストを2クラスで行っていました。 さすが受験生ですね。 1年生は、2組が外で体育。 半袖短パンでグラウンドを走っていました。 2年1組はデヴォン先生とのTT英語授業でしたが、学習内容がなんと「COVID-19」でした。 「COVID-19」とは新型コロナウイルス感染症のことです。 デヴォン先生が感染症理解と予防について英語で話した内容を聞き取っていました。 何とタイムリーなアイディア、学習でしょう。

今ほど、午前中で下校していきました。 多くが笑顔でした。 また明日会えることが期待につながっていると思います。 工夫しながら、できる限り『安全(感染予防)と学びの保障』を両立させていきたいと思います。
【プール掃除】
昨日午後、この日しかないと職員総出で「プール掃除」を行いました。 プールの中のゴミや落葉、汚れを落とすべく冷たい風が吹く中頑張りました。 また、周りを取り囲むフェンスに纏わりついた蔦や植物を必死でむしり取り(?)ました。 プールの底はおよそ半分きれいになりました。 残りは金曜日の午後にきれいにします。 周りのフェンスは今までとは景色が違うほどすっきりしました。 機会があればご覧ください。

水泳学習がどうなるかは、今後県教委からの通知待ちですが、「実施」と言われても対応できるよう着々と準備は進めたいと思います。
※ 今日、清掃活動も行いましたが、手袋をして机やイスの消毒作業を担当する生徒もいました。 先生方とともに、大きな戦力として活躍できるのが中学生です。

明日から少しずつ以前の学校生活へ戻す活動が始まります。 木曜、金曜は全校登校で、午前中授業となります。 給食はなしで12:15には下校です。
今日の午前中、先生方は各教室の空気の流れを良くしようと、廊下側にはめられていたガラスの窓枠を取り外しました。 授業中、外側の窓と入り口の戸を少しずつ開けて常時換気をする予定ですが、これでさらに空気がよどまないようになると思います。 空気を拡散するためや暑さに備えて扇風機も早めに準備しました。
町教育委員会の指導に沿い、学校として様々可能性を探りながら、試行錯誤しているところもあります。 1m以上離れるソーシャルディスタンスが保てるよう工夫し、安全性に配慮しながら、生徒の学習がこれ以上困難さを増さないよう頑張ってまいります。

※ 午後からは別な職員作業を行いました。 こちらについては明日以降お伝えします。