9/23 森林環境学習(炭焼き体験学習)に行ってきました!
2020年9月23日 13時29分本日、1年生の技術科と総合的な学習の時間を使って、午前中に蓋沼森林公園において、森林環境学習(炭焼き体験学習)を行ってきました。
ねらいは、炭焼き体験学習を通して、森の働きや間伐材の有効利用の方法について学ぶことにより、より良い生活や持続可能な社会構築に向けて、生活を工夫創造する資質と能力を養うことです。
3つの班に分かれての活動でしたが、森の案内人の方々がそれぞれ講師についてくださり、いろいろな説明を受けてきました。生徒たちに聞いてみると、美里町内にあるとはいえ、はじめて訪れた人が多かったようです。
まず、森林環境管理事務所の前で、開会式を行い、その後、花炭となる材料として、各自が持ち寄った「ピーマン」や「レンコン」「にんじん」をいれ、空いたスペースに、「まつぼっくり」「どんくり」「たけ」「はっぱ」「いががついて栗」などを入れました。
花炭ができるまで、2時間くらいかかるということでしたので、その間、蓋沼森林公園を案内していただきました。
蓋沼森林公園ができたといわれる伝説や名前の由来、さまざまな植物の名前(うりかえで、通称ラブラブかえで、くろもじなどなど)を説明していただいたり、その植物の活用の仕方(時には、コップのかわりになったりする植物、血止めにもなる植物、10円銅貨をきれいにする植物)を教えて頂いたりもしました。
また、クマが時折出没するそうで、クマが木に登ったときのつめあとや木の上で枝をあつめて座る場所をつくりさくらの実など食べる場所などについても、くわしく教えてくださいました。
はじめて訪れた生徒が多いということで、最初は物静かな様子でしたが、後半は自然と歌を口ずさんだりとリラックスして取り組めたようです。まさに、森林浴のたまものであったと思います。
また、雨が多少降ってきましたので、若干早めに管理事務所にもどってきて、さらに、講師の先生から植物やセミの生存期間についても教えていただきました。通常は、セミは7日間生きるといわれていますが、とある高校生の調べでは、32日間も生きるということが研究されたそうです。講師の先生からは、「定説をそのままうのみにせず、『なんで?』という気持ちを忘れず、探求心もつことの大切さも学ばせていただきました。
「新型コロナウィルス感染症防止」のため、体験活動が自粛される中、1年生にとっては、地域の自然を活用したとても貴重な学習となりました。
午後になり、講師の先生が「花炭」をわざわざ届けてくださいました。しっかり炭になったものや半分くらい炭のもの、すっかりあとかたもなくなったものなど、いろいろありましたが、それも含めてとても充実した体験活動になりました。
講師の先生方、本当にありがとうございました。