11/14 授業風景
2017年11月14日 12時32分3校時目、3年1組は国語の授業でした。 廊下から覗き込むと「故郷(魯迅 作)」の授業で、主人公の幼なじみであるルントウの昔(子供時代)と今(大人になった姿、気持ち)の違いを表現から読み取る内容でした。 私も授業で指導したことがある題材で、とても好きな作品です。 最後の方にこんな文章が出てきます。(長いですがお許しください)
「希望という考えが浮かんだので、私はドキッとした。 確かにルントウが香炉と燭台を所望した時、私は相変わらずの偶像崇拝だな、いつになったら忘れるつもりか、と心ひそかに笑ったものだが、今私の言う希望も、やはり手製の偶像にすぎぬのではないか。 ただ、彼の望むものはすぐ手に入り、私の望むものは手に入りにくいだけだ。
まどろみかけた私の目に、海辺の広い緑の砂地が浮かんでくる。 その上の紺碧の空には、金色の円い月がかかっている。 思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。 それは地上の道のようなものである。 もともと地上に道はない。 歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」
この部分はとてもとても深い意味を含んだ文章と言えます。 中国という国家の風土、時代背景、国民性、作品のタイトルなど考えるべきことはいろいろあります。 3年生諸君にはじっくりと味わい、作品に込められた魯迅の思いを考えてほしいと思います。
少し歩みを進めると、2年教室では理科の授業が行われていて、とても面白そうに見えました。 気象の勉強ですが、「前線」の動きを具体的にモデル(?)を使って学習していました。 「〇〇前線がこのように動くと、風は・・・。」とか、立体的な具体物を使って現象(動き)や名称を確認できると、とても分かりやすいと感じました。 中学校の学習は抽象性が高くなりますが、やはり実物や具体物による理解が定着を高めるだろうと予想されます。 授業の工夫に感謝です。
※ 昨夜19時から、新鶴庁舎において、19日(日)に行われる「ふくしま駅伝」の会津美里町チーム結団式が行われ、本校から3名が参加しました。 当日は、木村君が3区を走る予定だそうです。 これまで練習を頑張ってきたヨウヘイ君とカツキ君は、サポートと応援に回るようです。 3名ともお疲れ様! 最後まで町のために貢献してください。
※ 昨日 今朝