音読をしながら~1年生~
1年生、国語の授業です。教材文を音読しています。音読により、様々な学習効果がわかってきています。まず、脳細胞の活性化により記憶力が向上します。次に、語彙力・読解力が向上します。声に出して読むことには、漢字の読み方や単語の意味、文の流れや文章の切れ目を考えながら読むことが必要になるため、文章構造や論展開を考えるようになります。文章を目で追い、声に出し、自分の耳で聞く、視覚と聴覚の両方が刺激され、文章理解も進みます。この積み重ねで、確かな読解力が積み上がります。さらに、黙読が速くなります。黙読はテスト等の際に役立ちます。そして、勉強意欲が高まります。「作業興奮」と呼ばれる作用で、意欲向上につながります。同時に、情緒が安定します。ストレス軽減にもつながるそうです。さらに、コミュニケーション力の向上です。普段のコミュニケーションにも効果が発揮されます。最後は、自制心が育ちます。脳内の前頭前野では、感情をコントロールする役割も司っていて、音読をすることで気持ちを落ち着かせ、感情を制御することにも役立ちます。その積み重ねで、自制心が育ちます。