こんなことがありました!

1/25 今日の授業の様子/英語検定

 今日は3校時目に参観した2つの授業の様子を紹介します。前半は1年1組の英語の授業です。教科書本文の音読の学習でした。先週,このクラスの英語の授業で音読の声が小さいのが気になっていました。恥ずかしいのか読めないのか。今日の参観で,そのどちらでもないことが判明しました。強いて言えば,感染症予防でマスクをしているのが理由だったかもしれません。

 今日は教師の後について音読練習した後,隣の生徒とのペア読み。さらに席を立って異性を含む4人以上とのペア読みの活動に取り組んでいました。一人一人に着目すると,音読できているし,恥ずかしがらずに友達と読みの練習をしていました。教室全体で見ていると見えないことが,一人一人のレベルで見れば確認できることもあるようです。

 教科書本文の音読も,様々なスタイルを取ることで意欲的に取り組めるようです。特に席を立ち,じゃんけんで役割分担を決めるという方法は,1時間の学習活動の中に動きを作ります。50分間,ずっと椅子に座ったままの授業は結構辛いものです。生徒のことを考えた授業だと言えるでしょう。要所要所で教師がポイントを説明するのも良かったです。

 後半は2年2組の数学を参観しました。平行線と面積の学習で,等積変形を扱っていました。いつもながら色チョークを使った板書は見やすいです。平行線の間に三角形だけでなく四角形も書くことで比較を行い,「なるほど」と実感することができる説明がなされていました。

 説明の後,教科書の「たしかめ」の問題に挑戦します。図の中の三角形から面積が同じものを見つけるというものです。パズルのようなクイズのような要素もあり,友達同士で交流しながら面積が同じ三角形を見つけていました。計算問題と違い,図形の学習は相談しやすいようです。参観しながら,最も難しいと思われる第3の組み合わせを生徒といっしょに考えました。探すのが楽しくて,生徒の学習の様子を写真に撮るのを忘れてしまいました。

 最も難しい組み合わせを自分で見つけた時は嬉しかったですが,それを生徒が発表したり,説明したりする時間がなかったのが残念でした。次の時間に扱われるようです。ちなみに,最も難しいと思われた組み合わせを考えるヒントは,先日参観した1年生の数学で,バウムクウヘンのような扇形の一部の面積を求める時に,ある部分の面積を差し引いていたというのが役立ちました。以前の学習が生きるということだと思います。校長は毎日いろいろな授業を参観しているので結びつきますが,生徒は1年前の学習がすぐに思い出せるかがポイントですね。(ほかの学習とも関連しているかもしれません)

 

 さて,放課後は今年度3回目の英語検定が行われました。今回は12名の生徒が4つの教室に分かれ,5級,4級,3級,準2級に挑戦しました。授業だけでなく,自分で目標を持ち検定試験に挑戦するのは素晴らしいことです。

 今年度はこれが最後の検定試験となります。来年度もぜひ,多くの生徒に挑戦してほしいと思います。