こんなことがありました!

6/13 ICTを活用していきます!(英語の研究授業)/新しい掲示

 今年度,本郷中学校では「自ら学び,考える生徒の育成」というテーマを掲げ,「ICTの活用を通して,関心・意欲を高める指導方法の工夫」を具体的な視点として,授業の充実に取り組んでいます。

※ ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で,通信技術を活用したコミュニケーションを指します。情報処理だけではなく,インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称です。

 今日は1校時目に2年1組の英語で研究授業を行いました。学習内容は不定詞です。発表活動の時にICTを活用し,より効果的に友達の考えを共有できるように工夫しました。活用した機器は,電子黒板,パソコン,スマートフォンです。ICT活用の部分を中心に,授業の様子を紹介します。

 まず,導入で毎時行っているビンゴを行いました。ここではワークシートをそのまま黒板に投影しました。スクリーンを使わないので文字の鮮明さはやや劣りますが,学習に支障はありません。メリットとして,直接黒板にチョークで書き込むことができます。

 同じように不定詞の意味と用法について確認する時に,本文を黒板に投影しました。教師が本文を板書することを考えれば,大幅な時間短縮となります。指名された生徒が,黒板に投影された文章の中で不定詞の部分にチョークで線を引きました。さらに教師が説明を書き加えました。スクリーンに投影した場合,チョークでの書き込みはできず,電子ペンで書き込むことになります。電子ペンの扱いに習熟すれば,スクリーン及び電子ペンの活用も可能になると思います。

 本時のメインの活動は,英文の前半部分と後半部分を合わせて,意味の通る英文を作ることです。学習の進め方をALTが英語で説明し,生徒に1枚ずつ異なるカードを配布しました。前半部分のカードを持っている生徒が5人,残りの生徒は不定詞を含む後半部分のカードを持っています。生徒たちは,そのカードを見せ合いながら,前半と後半で意味の通る文章ができるようなグループを作っていきます。

 グループごとに完成した英文をワークシートに書き,それをもとに発表します。この発表の時にICTを活用します。この授業では,ALTがワークシートをスマートフォンで撮影し,パソコンにデータを転送し,それをスクリーンに投影します。ALTが発表の仕方を具体的に説明し,生徒たちに練習させている間に,投影するための準備を進めていました。

 生徒たちが記入したワークシートがスクリーンに映し出され,それをもとに全員が自分のカードを読み,発表しました。音声だけでなく,英文を目で見ながら確認できるメリットは大きいようです。

 ICTを活用することによる時間的なロスはほとんどありませんでしたが,生徒のワークシートを投影する手間がかかりました。本校に配置されているタブレットを活用することで,データ転送が楽になります。また,今日は教師とALTの2人で授業を進めましたが,教師一人でも無理なくICTが活用できるような工夫も必要です。

 本校では普通教室に電子黒板が配置され,すでに様々な授業で活用されていますが(他のブログ記事で活用の様子を紹介しています),すべての授業で活用されているわけではありません。まだ活用し始めた段階であり,課題もありますが,新しいことに取り組むチャレンジ精神を大切にし,工夫・改善を加えていきます。具体的にどのような活用法があるのか,どう活用することが効果的なのか,研究を進めるとともに,「自ら学び,考える生徒の育成」に取り組んでいきます。

 なお,6月19日(水)16時から20分程度,校内で電子黒板活用研修会を行います。校外の方も参加できますので,お気軽にご連絡ください。

【新しい掲示】

 校舎内を歩いていると,掲示物の変化に気づきます。3階には,先日教育実習を終えた実習生からの手紙が掲示されていました。

 2階には校外学習に向けた2学年のスローガンが掲示されていました。サブテーマは,これから書かれるようです。

 1階の会議室前には,陶芸部の皆さんがまとめた窯元案内がありました。隣の保健室前には,折り紙のあじさいです。養護教諭と保健室来室生徒の合作のようです。

 美術室前には,3年生の作品が展示されていました。見る方向によって,2種類の絵が楽しめる作品です。

 これからも掲示物が楽しみです。ご来校の際は,ぜひ様々な掲示物をご覧ください。