こんなことがありました!

7/10 陶芸教室 地域の伝統工芸に触れる/美術:鑑賞の授業

 午後,陶芸教室が行われました。本校で長く続く伝統的な行事の一つです。財団法人伝統的工芸品産業振興協会による教育事業として,地元の窯元の皆さんのご協力を得て実施しています。今回は9つの窯元から18名の指導者の皆さんにご協力いただきました。

 最初に,体育館で酔月窯の西田理人さんから,会津本郷焼の発祥や発展の歴史,さらには会津松平氏の祖 保科正之に関するお話をいただきました。その後,ご指導いただく皆さんの紹介があり,班ごとに会場となる各教室に移動しました。

 各教室では,3年生を中心とした学年混合の班ごとに制作に取りかかりました。校長が入った班では閑山窯のお二人にご指導いただきました。まず,窯元の方による皿,カップ,茶碗の作り方の実演がありました。手回しのろくろを使いながら,あっと言う間に素晴らしい作品ができあがり,生徒たちから拍手がおこりました。

 事前に構想を練りアイデアスケッチをしていたので,一人500gの粘土を使い,すぐに制作に取りかかることができました。窯元の方々に指導いただきながら時間が過ぎるのも忘れて熱心に制作していました。全員が作品を完成させ,片付けの後,生徒が感想を述べ,窯元の方々から講評をいただきました。最後は感謝の心を込めて御礼を述べ終了しました。

 実際に制作することで,ものづくりの楽しさを味わい,伝統工芸の奥深さを知るとともに,地域の素晴らしい伝統への理解も深めることができたようでした。当然ですが,窯元ごとに使用する粘土も異なり,焼き上がりの雰囲気もそれぞれです。今から,生徒たちの素敵な作品が焼き上がってくるのが楽しみです。

 ご協力いただいた窯元の皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

【美術:鑑賞の授業】

 陶芸と言えば美術。3校時目に校舎内を歩き授業の様子を観ていたら,美術室から音楽が聞こえ,楽しそうに活動している生徒たちの姿を観ることができました。3年1組の美術で,鑑賞の学習をしていました。カード使ったゲーム形式の学習で,楽しみながら作品や作者について理解を深めることができるようです。

 授業は日々進化しているなと感じました。