こんなことがありました!

2/15 期末テストの振り返り/卒業式に向けて

 1・2年生は昨日で期末テストが終了し,さっそく採点された答案用紙の返却が始まっています。学力の定着と向上を考えた場合,実はテスト前とともに,テスト後の取組が大きな意味を持ちます。

 答案用紙が返却される様子を見ていると,当たり前ですが生徒たちは得点が気になるようです。ただ,その得点はテストを受けた時の過去の得点であり,大切なのはそこで不正解となった問題が,今後は正解できるようにする学習に取り組むことです。

 点数を見てショックを受け,教師の説明に集中できない生徒もいるようです。気持ちはわからないでもないですが,見たくない点数の答案用紙をしまい込んでしまった段階で向上はありません。できなかった部分も含めて,現状を受け入れる気持ちが大切であり,それが次へのスタートとなります。

 さて,テスト後の振り返りが大切である以上,どのような振り返りを行わせるかは教師の腕の見せ所と言えるでしょう。採点ミスを確認するだけでなく,できなかった生徒が1つでもできるようにするために,この時間を上手く使うことが大事です。多くの教師が正答例(こう書けば満点)を配布しています。また,解き方を丁寧に書いたプリントを配布している教科もあります。それらのプリント類を活用しながら,どの順序で配布するのか,どう活用させるのかなど十分に検討する必要があります。

 特に計算等を伴う場合は,疑問点を解決する機会が必要です。正解した友達や先生に質問して確認する姿が見られましたが,まだ消極的な生徒も見られます。試験範囲だけでなく,その前提となる過去の学習内容が不十分な場合は,そこまで戻る勇気が必要です。そのためにも,まず自分の姿をしっかり見つめることが必要です。その意味で期末試験は大きな意味があります。ご家庭でも点数だけでなく,そうした視点でお子さんに向き合っていただけば幸いです。

 すでに期末試験が終了している3年生は,体育館で卒業式に向けた練習に取り組んでいました。義務教育9年間を締めくくる大切な儀式的行事です。その主役として,先生方や後輩たちはもちろん,保護者や地域の皆さんにも立派な姿を示してほしいと願っています。

 加えて,校舎内を歩いていて見つけたものを紹介します。

 1年生の理科の授業で動画を見ながら考える学習をしていました。とても興味深い動画で,生徒たちが集中して見ていました。生徒の興味を引く教材を探し出し,それを活用することで授業が充実します。教材を探し出す力が教師には求められます。

 整理整頓はいつものチェックポイントです。特別教室の授業で誰もいない1年2組の教室のロッカーが美しかったです。5校時目の無人の音楽室。午前中に授業があったのですが,きちんと机が並んでいます。同じく5校時目の2年2組の教室。授業中ですが,机が美しく並んでいました。素敵なことです。

 もちろん,いつものように昇降口の下足箱は美しいです。

 いつも整理整頓に努めたいものです。