こんなことがありました!

11/7 数学の授業/道徳の授業

 今日は数学の授業を参観したので紹介します。

 最初は,3校時目の1年2組の授業です。「比例定数を利用したグラフの書き方」の学習です。まず,前時に学んだ手順を板書で確認しました。その後,グラフ用紙が配付され実際にグラフを書く手順を全体で確認していきました。比例定数が4の時,-3の時,5分の2の時,ー3分の4の時の4つについて,同じように比例定数の確認,グラフ上で右に進んだ場合に上,下にいくつ進むかを確認し,実際に座標を打ち原点と結んでグラフを書きました。これ以上かみ砕くことができないだろうと思われる説明で,4つのパターンのグラフの書き方が分かったと思います。

 まとめてして,実際に様々なグラフを書く活動を行いたいところでしたが,今日は短縮時程ということもあり叶いませんでした。また,時間に余裕があれば,生徒に考えさせ,発表される授業展開も工夫できたかもしれません。T2が入っており,グラフを書く場面で生徒の支援にあたっていました。

 次に5校時目の3年2組の授業です。相似な図形の学習の1時間目でした。まず,準備テストが配付され,この単元の学習に必要となる事項の確認が行われました。各自問題を解き,指名された生徒が黒板に答えを書いていきます。問題が解けない生徒は周囲の生徒の教えてもらっていました。その後,教師が黒板に書かれた答えをもとに既習事項を確認していきました。その中で「なるべく簡単な整数比で示す」「三角形の合同条件」「対応する頂点の順に書く」などのポイントを確認していました。ポイントは移動黒板に掲示したり,既習事項の確認なので生徒に説明させても良かったかもしれません。

 その後,単元のシラバスが配付されました。自己評価の欄があり,さっそく準備テストの評価を記入していました。シラバスによって見通しを持って学習に取り組めます。自己評価の様子を教師が適切にチェックし,日々の授業充実に生かしていきたいものです。

 今日は短縮時程だったこともあり,相似な図形の性質を表し方について確認したところで時間切れとなってしまいました。次の時間との続きで授業を考えていくことになるようです。この授業でもT2が入っており,生徒の学習状況を看取っていました。

 6校時目の2年2組の授業に行きました。チャイムが鳴る前に行ったら,すでに全員が着席してテスト問題に取り組んでいたので驚きました。2年生の数学の授業の様子は次の機会に紹介します。

 今日は数学の授業に的を絞り,丸々1時間参観してみました。教師の説明がとてもわかりやすく,板書も理解しやすいものでした。ただ,生徒の理解の度合いは様々なので,既習事項の復習などでは,すでに十分理解している生徒もいるだろうし,丁寧な説明を聞いてもそれでも十分に理解できない生徒もいると思われます。そうした様々な生徒にいかに対応するか工夫が必要です。簡単には解決できないことですが,生徒同士の学び合いの場面を多くしたり,T2が配置されていることを生かしたりしながら授業の充実に努めていきたいところです。

【道徳の授業】

 4校時目の授業は全クラスが道徳でした。担当教師のローテーションや学年での授業など,各学年とも工夫しながら授業が進められていました。

 これまでにも紹介してきたように今年度は全教師が35回の道徳の授業に取り組むのが本校の目標です。中学校の関係者には,この目標を実現することのすごさがご理解いただけるのではないかと思います。これからも道徳の授業の完全実施と内容の充実に努めていきます。