こんなことがありました!

7/8 学習コンテスト(国語)/今日の数学の授業(5コマ)

 新しい1週間がスタートしました。今日から水泳の授業が始まりました。夏本番です。

 さて,今日は朝の時間に学習コンテストが実施されました。生徒会学習委員会が事前に問題を作成し,その学習の成果をテストで確認するというものです。初めての取り組みとなる1年生の様子を見てみました。問題用紙が配付されると,名前も書かず,すぐに答えを書き始める生徒がたくさんいました。きっと,一生懸命に勉強してきたのでしょう。

 終了後,解答用紙を交換して相互採点を行いました。

 この後,最終的な確認がなされ,満点者や学級の平均点が発表されます。来週16日(火)には数学が実施されます。生徒の皆さんの頑張りを期待しています。

【数学の授業】

 今日は数学の授業が5コマ入っていたので,そのすべてを参観してみました。1校時目は1年2組。「文字式の計算」で教科書の基本の問題を学習していました。生徒が問題の答えを板書し,教師が確認しながら説明するというものです。いつもの授業でも,このパターンで進められることが多く,生徒たちは見通しを持って学習に取り組むことができます。ただ,生徒全体に対する説明なので,一人一人の理解度に応じることは難しいようです。授業終盤の10分間は,ワークの学習に取り組みました。この時間,教師は数学を苦手としている生徒を支援することができます。得意な生徒でワークを終えた生徒にも新たな課題があると良いでしょう。

 2校時目は2年1組。「連立方程式を利用しよう」という学習で,文章題に取り組んでいました。小黒板を使って,1年生での一次方程式による解法を確認した後,今度は2つの文字を使って連立方程式で解くことになりました。ここで大切なのは,何を文字で表し,どのように式を立てるかということのようです。式ができれば,ほとんどの生徒は計算を進めることができたようでした。花の例題で答えの確認まで扱った後,次はケーキの問題が配付され,例題での学習を生かして自力で解くことになりました。時に友達同士で確認しあいながら学習を進めることができました。二人目の教師が配置されており,個別支援にあたっていました。

 3校時目は3年1組。平方根の学習です。黒板に例題を示し,その答えだけでなく,なぜそうなるのかを詳しく説明しながら板書していました。苦手な生徒にとってはわかりやすい説明と板書です。色チョークも工夫されていました。生徒に答えさせながら3つの異なるパターンの例題を説明し,その後,生徒たちが教科書の問題を4問解き,指名された生徒が答えを板書して全体で確認しました。ほとんどの生徒が4問とも正解できたと挙手しましたが,全員ではありません。終盤の10分間はワークの問題を解く時間だったので,こうした時間に正解できなかった生徒を支援していきたいものです。そのため,誰ができて,誰ができなかったのかという確認が大切です。

 4校時目は1年1組。授業の後半,「数と一次式の除法の計算」についての学習を参観しました。「除法は乗法の逆数のかけ算」という話があり,これで生徒たちは理解できるものかと思いましたが,ポイントを板書し,さらに例題でそのポイントを具体的に確認していくという流れで授業が進められたため,十分理解できたように思われました。約分する時の注意点など,できるだけ小さなステップで板書していくのもわかりやすかったです。最後に教科書の問題を6問解きましたが,時間切れだった生徒が多かったようで残念でした。

 5校時目は3年2組。平方根の単元テストでした。終盤10分程度で解答例が配付され,自己採点が行われていましたが,正解できなかった生徒が解答例を見て確実に理解できたかどうかは難しいところです。なお,数学が得意な生徒のためにテスト問題とともに発展的なワークシートが配付され,テストを終えた生徒はその問題に挑戦していたようです。

 数学の学力については福島県全体として課題があるとされていますが,本校においても例外ではありません。小学校からの積み重ねの学習であり,既習事項が十分に理解されていないと新しい学習内容を理解すること難しくなります。したがって,学年が進むにつれて,内容を理解できている生徒と,十分に理解できない生徒との差が大きくなり,授業を進めることが難しくなります。

 本校では,T2として2人目の教師を配置するなどの工夫をしていますが,家庭学習のあり方を含め,さらなる工夫が必要だと考えています。なお,得意な生徒がさらに力を伸ばすことも大切です。福島県では「数学オリンピック」を毎年開催しているので,ぜひ挑戦してほしいものです。希望者は数学担当に申し出てください。