こんなことがありました!

◆11/09 那須町中学生との交流(音楽編)

 今年4年目を迎えた那須町中学生との交流事業。 4月末に野球大会での交流、8月に下郷町・那須甲子自然の家で生徒会交流を行ってきましたが、今日は両町の吹奏楽部、合唱部がじげんホールに集っての音楽交流となりました。

 午前中は、吹奏楽部がじげんホールで、合唱部が高田中学校で、まずお互いの自己紹介やゲーム等で緊張を和らげ、それぞれの演奏曲目と合同演奏の練習を行って交流を深めました。 会場準備や楽器運搬で一生懸命な姿が見られ、意欲満々です。 吹奏楽部のメンバーは、時間を惜しんで楽器の音を出し最後まで他校のメンバーといい演奏をしようと真剣でした。 

 合唱部の方は、若松商業から宍戸先生をお迎えし、5校合同演奏の「手紙~拝啓 十五の君へ~」を練習しました。 宍戸先生は、昨年まで安積黎明高校合唱部を各種コンクールで文部科学大臣賞に導くなど、輝かしい実績を残されている指揮者です。 めったにない経験ができたと思います。

   

   

 午後1時半少し前、会津美里町と那須町の中学生交流の始まりをまとめた映像が流され、演奏会が始まりました。 鈴木さんが本町中学生を代表して歓迎の言葉を述べたり、佐瀬君が本校吹奏楽部と曲の紹介したりと、晴れの舞台で活躍の場面がたくさんありました。 二人とも堂々とした立派な姿でした。

  

 まずは、本郷中と高田中の吹奏楽部が合同で演奏を披露し、那須中・那須中央中もLion Kingからの曲を演奏した後、4校合同の演奏となりました。 80名を超える壮大な演奏は聞く方を圧倒するものでした。 ソロやパート演奏があったり、拍手や声での効果音があったりと、とても素敵な演奏でした。 大きな感動でした。

  

 前半が終わるとセレモニーとなり、町長様、那須町教育長様などからあいさつをいただきました。 なんと町長様は「じげん」の着ぐるみに入って挨拶するサプライズを行なってくれました。 会場は大うけでした。

 後半は、合唱の交流でした。 初めに会津美里町の3校がNコンの課題曲を合同で演奏し、その後那須中がミュージカル「Lion King」からの曲を太鼓やステージでのダンス付きで総合芸術的に発表しました。 那須中央中は若者に絶大な人気のある米津玄師の「Lemon」を披露し聴衆を魅了しました。 

 そして合唱の最後、本校合唱部部長と副部長のコンビが合同演奏の曲と指揮者を紹介し、参加校全部の合唱部が宍戸先生の指揮で「手紙~拝啓 十五の君へ~」を感動的に歌い上げました。 背筋がぞくっとするほどの感動でした。

さらに、交流の締めにお決まりとなっている「ふるさと」を会場にいる人全員で歌って交流は終了となりました。

     

 後片付けも終わり、那須中と那須中央中が帰ろうとすると、互いの学校が向かい合い別れを惜しむようにさようならの挨拶を交わし、手を振って見送りました。 アッという間の1日でしたが、生徒たちは感動的な経験ができたと思います。 会場においでいただいた方々、全ての関係者、参加者の皆様に心から感謝申し上げます。 

 これで終わりではありませんでした。 学校へ戻ると、涙を流す生徒がいました。 実は今日が吹奏楽部3年生の引退の日だからです。 先輩との最後の演奏が心に刻まれたと思います。