日誌

研究授業 6年「特別の教科 道徳」

11月25日(木) 今日の5校時目、6年生の道徳の研究授業がありました。

 めあては、高学年らしい「本当のともだちとは?」でした。資料は、3人の仲間のもとに遠く離れていた友だちが帰ってくるという知らせが届くと同時に、警察からその友だちが会社のお金を盗んで逃げているという情報も届いたというものです。明日、会う約束をした友だちに、どうしたらいいか悩む3人・・・。3人が出した結論は、それぞれ違っていました。一人は、「お金を渡して、早く逃げるように言う」と言い、もう一人は「自首をすすめる。どうしても自首できないならば、逃がしてやる」と言い、最後の一人は「自首をすすめる。自首しなければ、警察に言う。」と言いました。6年生に、「あなたは、3人の誰と同じ考えですか?」という投げかけがありました。子どもたちは悩みながらも、黒板にネームプレートを貼って、自分の考えを意思表示しました。そして、なぜそう考えるか同じ考えの者が集まって話し合い、意見をまとめました。それぞれの言い分があり、友だちへの反論もありましたが、共通していることは友だちを思いやる心です。話し合いを通して、優しいだけでなく場合によっては相手を思って厳しい意見も言わなければならない時があることも感じることができました。

 一生懸命に資料と向き合い、意思表示しながら話し合うことができた6年生。参観された本郷中学校の校長先生からも、お褒めの言葉をいただくことができました。