日誌

電子黒板(タブレット)の活用+対話のある授業

  

 2校時目、5年2組の理科の授業にお邪魔すると、タブレットの動画機能を使って、回路がうまくいかない子どもの車を黒板に写して、みんなで直列つなぎにするためにどこが回路になっていないのか理解を深めていました。

 また、6年1組の理科の授業では、同じく理科「電気をつくる」でしたが、NHKの教育番組のライブラリーからダウンロードして視聴していました。

 4年2組では、社会科でインターネットから福島県内の各市町村の人口状況についての情報をダウンロードしているところでした。

 簡単にすぐ子ども達に実物を提示できること、各自で調べるのではなく、「みんな」で対話をしながら知識や理解を深めることができること。これからの使い方に期待が持てます。

     

 5年1組では、家庭科「ミシンの使い方」の学習でした。

 まず。本日の課題と学習の流れが確認され、板書されていました。子ども達が学習の見通しを持つことはとても大事です。

 その後、いきなり「やってごらん」となるのかなあと見ていたら、いったん全員を集めて先生が「やってみせる」これが大事ですね。しかも、全員教科書をもって、確認しながらです。流石ですね。

 次に、失敗しやすいところについての補足説明。これも大事です。そしてようやく「やって御覧なさい」となりました。

 何も言わずとも、1台のミシンを複数で使用するので対話が生まれます。しかも、対話のやり取りで「疑問が焦点化」され、他の友達との対話も深まっていました。

 

 3年生は、国語の授業でした。「家のつくり」についての説明文の読み取りでしたが、ここも子ども達の対話から理解が深まる様子が見えました。

 移動する家…さて、子ども達は???ですが、音読して気になった言葉を話し始めます。

 「ヒツジや馬を飼っている」「餌や水のあるところ」などの言葉から、自分たちが住んでいる家・環境との違いに気づき始めます。

 一人の男の子が「馬って草をたくさん食べるから同じ場所じゃダメ」の発言を聞いていた別の子どもが「あっ分かった、そうか」と言葉を発します。すかさず先生が「なにが分かった?」と促します。

 その男の子は、「よく意味が分からなかったけど、ヒツジや馬を育てるために、えさや水のあるところに移動するんだ…ということ。すっきりしました。」

 文章を読み取るということは、子ども達にとっては(たぶん私のような大人にとっても)結構難しいこと。こうして友達と会話しながら理解を深めていることが、伝わってきました。